「100%俳優と思ってやってきた。それを捨ててはいけない」ベネチア“銀獅子賞”黒沢清監督の問いに稲垣吾郎が語る
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 4日に放送されたABEMA7.2 新しい別の窓 #31』で、映画監督の黒沢清氏と対談した「インテリゴロウ」企画の模様が公開。稲垣吾郎が自身の中の「俳優」について語った。

【映像】黒沢清監督と稲垣が対談

 9月のベネチア国際映画祭にて、『スパイの妻』(10月16日公開)で最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞した黒沢監督。北野武監督以来、17年ぶりの快挙を達成した。

 2人が会うのは今回が初対面。黒沢監督は稲垣に聞きたいことがあるといい、「漠然とした大きな質問なんですけど、アイドルで歌手でもあり、司会もやったりと様々なことをやっているけれど、自分はどれくらい俳優だと思っている?」と、稲垣の中での俳優の割合について尋ねる。

「100%俳優と思ってやってきた。それを捨ててはいけない」ベネチア“銀獅子賞”黒沢清監督の問いに稲垣吾郎が語る
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 この質問に稲垣は「今までは100%俳優と思ってやってきた」と回答。「今でもそれは大きくて、グループで歌ったり踊ったりするのもある種“演じている”。グループの中でも『こういうキャラクターを今は演じた方がいい』とか、今は『MCを演じた方がいい』とか、どこかやっぱり本当の自分とは違う“何かを演じている”というスイッチは必要」だと話す。

 NHK連続テレビ小説『青春家族』(1989年)で朝ドラデビューを果たしている稲垣(当時14歳)。「この時にお芝居って楽しいんだなとか、演じることでこんな違う人間になれるんだなとか、そういう気持ちが今でも続いている」と説明。また、「草なぎも香取もベースはみんな俳優だと思う。ファンの方は喜んでくださるし、僕らはそれで有名になってきたので、捨ててはいけないこと」だとも付け加えた。

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 何か1つ選ぶとしたら「俳優」か。黒沢監督の問いに稲垣は「そうですね、俳優の方が僕は落ち着きますね。映画とかドラマでも『本当はもう1テイクやりたかった』とずっと思い続けていられるので。演じるのも好きなんでしょうね」と語った。

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