俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#4が、10月7日(水)夜10時~ABEMAにて放送。オーディション合宿4日目は、ダンサーで振付師の辻󠄀本知彦氏を講師に招き、ダンス審査が行われた。
▶映像:「曲止めて」「ダンスじゃない」世界的ダンサーの厳しい審査に若手俳優ら呆然…
『主役の椅子はオレの椅子』は、2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」とABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。19人の若手俳優たちが舞台の主役の座をかけて臨む、オーディション合宿の模様を追っていく。今回の合宿で講師を務めるのは、「劇団鹿殺し」所属の演出家・丸尾丸一郎氏。候補者たちは、審査ごとに設けられているポイントが加算されることで評価され、合宿3日目の終了時に最下位の者が脱落。それ以降、1日の審査が終わる度に1人ずつ脱落していく。
勝ち残った10人に与えられるのは、オリジナル作品の舞台への出演権。さらに、主役の座を勝ち取った者は、『20世紀少年』『SPEC』『トリック』シリーズなど、日本を代表する作品を手掛けてきた堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権も手にすることができる。番組MCを務めるのは、尾上松也、石田明(NON STYLE)、今泉佑唯。
1組目から厳しい意見が続出…やり直しを命じられる候補生も
講師を務めた辻󠄀本氏は、「シルク・ドゥ・ソレイユ」にダンサーとして日本人男性で初めて起用されたレジェンド。初めに即興ダンスの審査が行われることになると、辻󠄀本氏は候補生たちに向けて「何を表現してもいい。普通はいらない」とキッパリ言った。今回の審査では、ダンスの能力よりも、音楽を身体でどう表現するかが重要なのだ。
即興ダンスの審査はグループごとに行われ、河島樹来、志茂星哉、曽田陵介の3人からスタートした。するとすぐさま、辻󠄀本氏から「感想言っていい?ダンスというか殺陣だね。ダンスじゃねーな」と厳しい指摘が飛んだ。
しかし、2組目の松江大樹、相馬理、中塚智も、殺陣に近い動きを中心としたパフォーマンスだった。辻󠄀本氏は「もう止めていい」と、途中で曲を止めるように指示。続けて「さっき言った。それ殺陣。変えてよ。そんなバカになったらあかん」とバッサリ切り捨て、「踊りができないのはわかってるから。模索していいから見せてほしい」とやり直しを命じた。
松江らが2度目のパフォーマンスを終えると、辻󠄀本氏は「ダンスをよくやってる人からすると、彼らの気持ちはわからない。ものすごく無理して踊ってるし、はっきり言ってダサい。けども、これでいいのよ。よくやった」と3人の頑張りを称賛。さらに、他の候補生たちに向けて「彼らを見て何を思ったのか、それを足していく。表現というのは複合されているから、芝居とか歌とかをダンスに変換して、何ができるかを足す。それを即興性でやる」と言い聞かせた。
ダンス審査で順位に変動が!尾上松也は“推しメン”清水田龍の結果を心配
今回のダンス審査は、これまでの総合ランキングで下位や中位だった候補者が上位に入るなど、変動が見られる結果となった。4日目朝に行われた、フリースタイルダンスの宿題発表では、総合ランキングで9位だった森田力斗が1位に。フリースタイルダンスで4位に入った髙橋祐理に至っては、総合ランキングでは最下位だった。一方、総合ランキング1位の園村将司はフリースタイルダンスでは15位に、総合ランキング2位の清水田龍は16位に沈んだ。
この結果を受け、MCの尾上は「今回はなかなか難易度高めのお題でしたけど」と、ダンスが苦手な候補生たちに同情を寄せつつ、“推しメン”である清水田について「今回清水田くんが、最初のフリースタイルダンスではあまり…。今までで1番自信ないのが顔に出ちゃってた」とコメント。今泉も「ダンス得意不得意けっこう分かれるじゃないですか。何が正解かもわからない」とダンス審査の難しさを語っていた。
次回も主役の椅子をかけた熾烈な争いが繰り広げられる。脱落するのはあと7人。3人目の脱落者は誰なのか…?『主役の椅子はオレの椅子』#5は、10月14日(水)夜10時~放送。またABEMAビデオでは今回のダンスの様子をノーカットで配信している。また、19人の赤裸々な心情を綴った公式ブログも配信中。髙橋祐理が過酷だったダンス審査について思ったこととは?是非こちらもチェックしてほしい。