俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#4が、10月7日(水)夜10時~ABEMAにて放送された。オーディション合宿4日目はダンス審査が行われ、候補生たちの得意不得意が順位に大きく表れる結果に。そしてまたこの日も1人の候補生に、脱落が告げられた。
▶映像:「オオカミ」出演の人気俳優・曽田陵介はまさかの0点…若手俳優18人がダンス審査に挑戦するも残酷な結果に
『主役の椅子はオレの椅子』は、2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」とABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。19人の若手俳優たちが舞台の主役の座をかけて臨む、オーディション合宿の模様を追っていく。今回の合宿で講師を務めるのは、「劇団鹿殺し」所属の演出家・丸尾丸一郎氏。候補者たちは、審査ごとに設けられているポイントが加算されることで評価され、合宿3日目の終了時に最下位の者が脱落。それ以降、1日の審査が終わる度に1人ずつ脱落していく。
勝ち残った10人に与えられるのは、オリジナル作品の舞台への出演権。さらに、主役の座を勝ち取った者は、『20世紀少年』『SPEC』『トリック』シリーズなど、日本を代表する作品を手掛けてきた堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権も手にすることができる。番組MCを務めるのは、尾上松也、石田明(NON STYLE)、今泉佑唯。
曽田陵介、フリーダンスで屈辱の0ポイント
オーディション合宿3日目の終了時、候補生たちにフリースタイルダンスの宿題が出された。合宿所で一晩練習に励み、迎えた翌朝。総合ランキング1位の園村将司から順番に、発表が行われた。今回、候補生たちが挑戦したフリースタイルダンスは、カウントに合わせて約20秒間自由に踊るというもの。ダンスが苦手な候補生たちにとっては、難易度の高い課題だ。なかでも、ABEMAの恋愛リアリティーショー『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演し人気を博した曽田陵介は大苦戦。丸尾氏が曽田のパフォーマンスにつけた点数は、なんと0ポイントだった。
丸尾氏は曽田のパフォーマンスに対し、「とにかく基礎がなっていない」とダメ出し。さらに「武器を見つけていかないと長い役者にはなれない。少しキャラクターが受けて何年かは仕事できるかもしれない。でも一生の仕事にしていくのであれば、必ず武器を見つけないと」と、厳しくも愛あるアドバイスを送った。曽田の目から、涙がこぼれ落ちた。
いよいよ審査本番!候補生たちが高難度のダンスにチャレンジ
その後はダンサーで振付師の辻󠄀本知彦氏を講師に招き、ダンス審査が本格的にスタートした。初めに実施された即興ダンスの審査結果をもとにグループ分けがなされ、Aグループはコンテンポラリーダンス、Bグループはフォーメーションダンスを踊ることに。限られた時間の中で、候補生たちは身体と頭に振り付けを叩き込み、最後のダンス審査に臨んだ。これが終われば、2人目の脱落者発表が待ち受けている。特にランキング下位の者にとって、このダンス審査は運命を左右する大事な局面だ。場が緊張に包まれる中、まずはAグループの12人が1人ずつダンスを披露。その後にBグループの6人が集団でパフォーマンスを行った。
Aグループのコンテンポラリーダンスは、音楽に合わせて自由に身体を動かし、いかに音楽とシンクロさせるかがポイント。身体を自由自在に操り、テクニックの高さを見せつける者、床に寝転んで独特の動きをする者など、それぞれの個性が顕著に表れる審査となった。続くBグループは、辻󠄀本氏が手がけた高難度の振り付けを、短時間で覚えなければならなかった。本番では息の合った動きを見せながらも、その中で1人1人が自分なりの表現を追求。発表を終えると、辻󠄀本氏の顔に笑みが広がった。
総合ランキング最下位の髙橋祐理が大逆転!
今回のダンス審査で1位に選ばれたのは、総合ランキング最下位の髙橋祐理。辻󠄀本氏は「純粋にうまいと思いました」と、髙橋のダンス力をストレートに絶賛した。2位は、総合ランキングでも2位と、順調にポイントを稼いでいる谷津翼。辻󠄀本氏は「放っておいたらどんどんうまくなっていくんだろうな」と、谷津のコンテンポラリーダンスに可能性を感じたと語った。続く3位には、総合ランキング6位の松井遥己がランクイン。辻󠄀本氏は「身体能力、身体を使うことを楽しんでいるなと感じた」と講評した。
10位以下の候補生たちの中には、ダンスの能力ではない部分を評価された者もいた。11位の清水田龍について、辻󠄀本氏は「彼はうまくはない」と率直に述べつつ、「何かしらその人の中で成長しているなというのを僕は見ていた」と、清水田の成長力を称賛。また、13位の飛葉大樹は、床に寝転ぶ個性的な動きが功を奏した。辻󠄀本氏は「彼はまったく踊れないというアピールをした。そこから踊りを掴もうとした意思が僕はとても好き」とコメントした。
曽田陵介、再び最下位に「ネタがない」と厳しいダメ出しも
その一方で、苦戦を強いられた脱落圏内の候補者も。総合ランキング17位の三浦海里は、今回のダンス審査でも16位と浮上ならず、総合ランキング15位の小林玲雄も17位に沈んだ。そして、宿題のフリースタイルダンスに続き、またしても曽田陵介が最下位という結果に。辻󠄀本氏は曽田に「ネタがない。どこかしらネガティブがあるんじゃないのかな」とズバリ指摘。その上で「そこを変えて、ぜひともダンスをパワーにする力をもってほしい」と訴えた。曽田は小さくうなずくと、沈んだ表情で一点を見つめていた。ダンス審査のランキングは以下のとおり。
1位(95pt)髙橋祐理、2位(94pt)谷津翼、3位(90pt)松井遥己、4位(85pt)中三川歳輝、5位(82pt)河島樹来、6位(80pt)中塚智、7位(79pt)森田力斗、8位(78pt)久保雅樹、9位(77pt)園村将司、10位(70pt)志茂星哉、11位(66pt)清水田龍、12位(65pt)相馬理、13位(59pt)飛葉大樹、14位(52pt)新美直己、15位(50pt)松江大樹、16位(49pt)三浦海里、17位(43pt)小林玲雄、18位(40pt)曽田陵介
2人目の脱落者が明らかに…去るか残るか、下した決断は?
ダンス審査終了後、2人目の脱落者が発表された。これまでのポイントにダンス審査のポイントを合計した結果、脱落することになったのは、小林玲雄。丸尾氏は「もっと自分に自信を持て。自信がないなら出るまで努力しろ。この19人に選ばれたからには必ず光るものがある。それを自分でしっかり見つけろ」と、改善点を指摘しつつ激励。その後小林には、このまま去るか、合宿に残り候補生たちをサポートするか、2つの選択肢が提示された。
小林は「ライバルだったみんなの頑張りを最後まで見届けたい気持ちもある」とした上で「でもここにいると絶対甘えちゃうと思うし、みんながここで頑張っている間に、僕は自分が成長するためにやらなきゃいけないことがいっぱいある」と語り、去ることを決断。候補生たちは、合宿所を出ていく小林に、精一杯の声援を送った。
候補生たちが見せた新たな顔にMC陣も注目
MCを務める石田は、小林の脱落を悲しみながらも「グループでダンスしたじゃないですか。その時に一人だけ目線が伏し目がちだったりとか、この動きちょっと頑張れていないとか、あったんですよね」と、ダンス審査時の小林の様子を回顧。今泉は「あそこで去る選択肢を選んだのはすごく勇気がいると思う」と、小林の決断を称えた。一方、尾上は“隠れ推し”という髙橋が1位になったことに、嬉しそうな様子を見せていた。
また、MC陣の中には、新たな“推しメン”が見つかった者も。石田はダンス審査の際、森田が見せた表情に心を奪われたようで「かわいい顔をしていた」とコメント。さらに、冒頭のMCトークでは清水田に注目していると話していた今泉も、心にブレが生じた模様。園村の名前を挙げ、「ダンスをしている時の表情がかわいくて。ギャップ萌えでイチコロです」と胸キュンポイントを力説した。
今泉が推す園村と清水田は、4日目朝の総合ランキングで1位、2位の上位につけている。尾上から「地位が大事ってことですかね?」とツッコまれると、今泉は爆笑しつつ「顔です、顔」と推しを選ぶ基準をぶっちゃけていた。
次回も主役の椅子をかけた熾烈な争いが繰り広げられる。脱落するのはあと7人。3人目の脱落者は誰なのか…?『主役の椅子はオレの椅子』#5は、10月14日(水)夜10時~放送。またABEMAビデオでは今回のダンスの様子をノーカットで配信している。また、19人の赤裸々な心情を綴った公式ブログも配信中。髙橋祐理が過酷だったダンス審査について思ったこととは?是非こちらもチェックしてほしい。