秋元康の目指す“高み”…ラストアイドル殺陣プロジェクト、振付師の苦悩「吐きそうになった」
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 『ラストアイドル ~ラスアイ、よろしく!~』(テレビ朝日系・金曜深夜1時20分~ ※一部地域を除く)の中で、新曲「何人(なんびと)も」の振り付け秘話が明かされた。

【ABEMA限定映像】akane先生、初めて見るメンバーたちの殺陣パフォーマンスに衝撃(24分ごろ~)

 11月4日にリリースされるラストアイドルの9thシングル「何人(なんびと)も」。今回の注目ポイントは、なんといって殺(たて)とダンスの融合だ。今回の放送では、その斬新な振り付けの全容が明らかになった。

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 番組には今回の殺陣プロジェクトの指導者であるアクション監督の田渕景也氏が登場。さらに「青春トレイン」「愛を知る」の振り付けを手掛け、3作連続で振り付けを担当することになったakene先生もリモートで出演した。

 田渕氏は今回の殺陣とダンスの融合について聞かれると「無茶振りではあったんですが、akane先生の振りを見たときに、カッコ良くて『別に殺陣いらないんじゃないの?』と思った」と感想を告白。akane先生は「難しかったですね。振り付けの中でダンスプラス殺陣を振り付けすることが、私の人生で初めてのことだったので、そこが苦労しました」と明かした。

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 曲の世界観は、“令和の世に蔓延る建前の正義をぶった斬る”というもの。これまで数々の振り付けを担当してきたakane先生だが、殺陣を取り入れるダンスを取り入れるのは初めての挑戦。そこでakane先生はメンバーの殺陣の練習場を実際に訪れ、イメージを膨らませることにした。

 メンバーの殺陣を行う姿を見て、akane先生が閃いたテーマとは「闘う女子たち」。「このご時世ですから、みんなでいろんなものと戦って、打ち勝って、乗り越えようというものを振り付けで表現したいと思います」と構想を明かした。

 早速、メンバーの動きを振り付けに取り入れ、具現化していくakane先生。そして出来上がった振り付けを見て、番組MCを務める霜降り明星の2人は「すごいすごい!」「ええやんええやん!」と絶賛していたが、akane先生によるとプロデューサーの秋元康が目指す“高み”と相違があったという。

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 今回のテーマは殺陣とダンスの融合。確かに最初のakane先生の振りは、刀を手にしたダンスまで昇華できていなかった。このジャッジを受けakane先生は「吐きそうになった(笑)。腰に刀があるだけでかなり踊りにくいですからね。初めてのことなので、解らないことだらけ。まじでどうしよう」と頭を抱えていた。

 この状況を打破しようと、akane先生は田渕氏に助けを求め、殺陣を学んだ。その時間を経て、次に行われたメンバーのダンスレッスンではメンバーたちに刀が配られた。akane先生が難産の末、生み出した刀を使ったダンス。メンバーの西村歩乃果は「他のアイドルもやっていないことだと思うので、楽しみ」と胸を弾ませていた。一方、阿部菜々実は「刀の向きや角度が揃っていないだけで、すごくバラバラに見える。そこを揃えるのが大変」とさっそく課題点をあげていた。

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 田渕氏から教わった大胆な殺陣のテクニックを、振り付けに見事落とし込んだakane先生。最後に「刀を持つとなって、私も実際に刀を持った振りを考えてみたらいい感じに仕上げることができた。やっぱり秋元(康)さんは流石だなと思いました」とコメントしていた。

(「ラスアイ、よろしく!」#51 より)

(C)ラストアイドル製作委員会

【映像】新曲の斬新な振り付けの全容が明らかに「メイキング映像公開」SP
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