俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#5が、10月14日(水)夜10時~ABEMAにて放送。オーディション合宿5日目は想像力の審査が行われ、即興で物語をつむいでいくエチュードの試験に、若手俳優たちが挑戦した。
▶映像:演技力が試されるエチュード審査!若手俳優たちが即興で物語を進めるもハラハラの展開に
『主役の椅子はオレの椅子』は、2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」とABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。19人の若手俳優たちが舞台の主役の座をかけて臨む、オーディション合宿の模様を追っていく。今回の合宿で講師を務めるのは、「劇団鹿殺し」所属の演出家・丸尾丸一郎氏。候補者たちは、審査ごとに設けられているポイントが加算されることで評価され、1日が終わる度にランキング最下位の者が脱落していく。
勝ち残った10人に与えられるのは、オリジナル作品の舞台への出演権。さらに、主役の座を勝ち取った者は、『20世紀少年』『SPEC』『トリック』シリーズなど、日本を代表する作品を手掛けてきた堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権も手にすることができる。番組MCを務めるのは、尾上松也、石田明(NON STYLE)、今泉佑唯。
中三川がキーとなる台詞を連発!空港を舞台に即興劇が展開
エチュードは4つのチームに分かれて行われた。「10年後の自分たち」を共通のテーマとしつつ、チームごとにシチュエーションは異なる。松井遥己、中三川歳輝、相馬理、飛葉大樹の4人は空港にいる設定のもと、エチュードを披露することになった。
チームとシチュエーションが決定すると、すぐさま審査がスタートした。事前の打ち合わせや練習は一切なく、台詞や展開、配役、配置も全く決まっていない。その場のアドリブで物語を構成し、演じていかなければならないのだ。
初めに物語を動かしたのは、中三川だった。「単語帳とか入ってるよ。アメリカ行くんでしょ?」という中三川の一言をきっかけに、ハリウッドに挑戦する相馬を、仲間たちが空港へ見送りに来たという流れに。足を引きずるようにして歩く松井は、役者を引退した映画監督という設定のようだ。
初めは相馬、中三川、松井の3人で会話が展開され、少し遅れて飛葉が参加。飛葉は売れていない役者に扮した。するとここで丸尾氏から「話展開させていけ!」と指示が飛び、これに中三川がすぐさま反応。前方を指差し、「スコール!スコール!10分後の飛行機だろ。やばいぞ」と台詞を発した。
松井も新たな展開へと攻めた。「合宿の時も言ったじゃん。何で感情を出していかないの?お前さ、俺の足がこうなったのわかってるじゃん」。10年前の飛葉との喧嘩で、足を怪我したという設定に持ち込んだ。すると飛葉は「ごめん、俺帰るわ」と立ち上がり、松井はさらに激昂。2人の喧嘩が勃発し、収拾がつかなくなってきたところで、丸尾氏から「話を違う方向に振れ」とアドバイスが。またしても動いたのは中三川だ。「あ、虹!」と空を指差し、合宿の楽しい思い出話でエチュードは幕を閉じた。
その他の3チームは、「学校」「パーティー」「お葬式」というシチュエーションのもと、即興で芝居を展開。それぞれに改善点は見られたものの、候補生たちの演技力、瞬発力、柔軟性などが凝縮された、見応えのある審査となった。
次回、候補生たちは舞台役者にとって欠かせない、殺陣の審査に臨む。合宿も中盤戦に差し掛かり、日に日に主役への想いも高まっていく中、次に脱落するのは誰なのか…。『主役の椅子はオレの椅子』#6は、10月21日(水)夜10時~放送。またABEMAビデオでは褒め合い審査演技をノーカットで配信している。また、19人の赤裸々な心情を綴った公式ブログも配信中。 中塚智(さっくん)が第5話を終えたリアルな想いを綴っている。