京都市にある粟田(あわた)神社がTwitterに投稿した写真。参拝前に手を洗い、口をゆすぐ際に使ういわゆる「手水鉢」で、龍が見守っているのは水面いっぱいに浮かぶ黄色い“アヒル”だ。
アヒルたちが気持ちよさそうに泳いでいる水鉢だが、実はこれまで新型コロナウイルスの感染対策として水が抜かれていた。しかし、そんな姿が殺風景だと感じた氏子の男性が16日、「入れてはどうか」と黄色いアヒルのおもちゃを大量に持参し、粟田神社では受け取ったアヒルたちを鉢に浮かべたという。
神社が、Twitterにこの写真と「花手水じゃなくてアヒル手水 目で楽しんで頂けるとありがたいです」というメッセージを投稿すると、大きな話題に。「可愛くて癒されます」「龍が微笑んで眺めている……気がする」といった反応が寄せられ、さらにはアヒルを目当てに実際に神社を訪れる参拝客もいたということだ。
毎朝、ひっくり返って溺れているアヒルを救出するのが日課になっているという宮司は、「アヒルたちが汚れるまでは『アヒル手水』を続けたい」と話している。
(ABEMA/『ABEMA Morning』より)