10月スタートの新アニメ「安達としまむら」。人付き合いが苦手で、授業もサボっていた安達(CV.鬼頭明里)と、しまむら(CV.伊藤美来)が、体育館の2階で顔を合わせるようになってから友達になり、さらにその先の感情を持ち始めるというライトノベルのアニメ化作品だ。作品の中では、仲のいい女子高生ならではという、女子同士のスキンシップも多数描かれる。では実際演じた鬼頭、伊藤の2人はどうか。出てきた答えは「手をつなぐとか普通」「膝の上にも座ってた」と、作品のリアルさを証明するようなものだった。
知り合った当初は間隔を空けて横に座り、時には卓球するぐらいの仲だった安達としまむら。徐々に仲を深めると、安達がしまむらに膝枕してもらう、手をつないで出かける、しまむらの足の間に安達がすっぽり入る、というような密着シーンが増えてくる。演じていた2人はどう思っていたのか。
鬼頭明里(以下、鬼頭)
女子からすると、手をつなぐとか普通なんですよね。クリスマスやバレンタインに誘うとかも、自分の中では友達とでもすごく普通にできること。でも安達は、すごくしまむらを意識しちゃうから、あんなに誘いづらかったり、悩んだりしているんだと思います。見ていてもどかしいですけど、気になっているのがすごく伝わってきましたね。
伊藤美来(以下、伊藤)
私も手をつなぐとか、一緒に遊ぶとか、仲がよかったら普通のことだと思いますね。しまむらも最初はそのぐらいの気持ちだったと思いますよ。安達のアプローチに気づけないのも「普通のことだから」だったんだと思います。
鬼頭
しまむらの足の間に安達が入るところがありますけど、学校とかでも、膝の上に普通に座って乗ってたりしましたよ。
伊藤
乗ってたよね(笑)
鬼頭
わざわざ聞かれると「えっ…?」ってなるかもしれない(笑)
伊藤
そうそう(笑)「行っていい?」とか言われるとね。
では、仲良しの女子同士でもなかなかしないというラインはどこだろうか。
伊藤
「安達としまむら」の中で言うなら、さすがに、めっちゃ仲が良くないと年越しの電話はしないかもしれないですね(笑)「あ、新年だね」っていうのは、カップルがやりそう。
鬼頭
あはははは(笑)確かにね。
最後に2人に、実際に送った高校生活を振り返ってもらった。
鬼頭
作品みたいに帰り道でドーナツ食べたり、カラオケ行ったり。でも、わざわざ学校に行ってまでサボらなかったですね。サボるなら家にいるんで(笑)
伊藤
放課後、図書室によくいましたね。そこでこそこそしゃべるのが楽しいんです。ちっちゃい声でしゃべるんですけど、結果的には怒られてました(笑)
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