10月24日より順次放送中のアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」第4話で、魔王ハドラー(CV:関智一)が登場した。かつての少年たちは現在、ハドラーの“中間管理職”ぶりに共感している様子……!?
【動画】ハドラーの中間管理職ぶりが泣ける「ダイの大冒険」4話
アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」は、1989年~1996年に「週刊少年ジャンプ」にて連載された累計発行部数4700万部を誇る名作漫画(原作:三条陸、漫画:稲田浩司、監修:堀井雄二)が原作。勇者に憧れる少年・ダイ(CV:種崎敦美)の冒険を描いたファンタジーだ。
ハドラーは、かつて多くの怪物を率いて世界を我が物にしようとした魔王。15年前に勇者によって倒されたが、大魔王バーンの力で復活を果たした。そんな最悪の存在が現れ、ダイたちは窮地に陥った。……とはいえ、今のハドラーは魔王とはいえ、大魔王に仕える身だ。そんな“中間管理職”のようなポジションに対して、Twitter上では、「おっさんになってから観ると中間管理職の悲哀が分かる」「ハドラーも中間管理職なんだよな…と考えると哀愁が漂いますね」「大人になるとなんとも可哀想な立場に見える」「胃が痛そう」と同情する声も寄せられている。
なんと「ドラゴンクエスト」シリーズを手掛けたゲームプロデューサーの市村龍太郎氏まで「ポップの成長も見どころだけど、今だとハドラーの中間管理職としての苦労に共感する」とツイート。「大会社に買収され、カリスマ経営者のいいなりになりながらも、クセの強い部下をまとめ、プライドを捨ててまで戦うけど、突如現れたベンチャーに勝てない的な」とハドラーの微妙な立場に思いを馳せて、「俺はハドラー応援します」とエールを送った。
第4話「魔王ハドラーの復活」
【あらすじ】
火竜変化呪文(ドラゴラム)でドラゴン化したアバンは容赦なくダイを攻撃する。ダイはナイフで応戦するも、鉄よりも固いドラゴンの皮膚には歯が立たない。アバンが吐き出す炎を破るためには、力の技・大地斬ではなく、スピードの技・海波斬が必要だ。そのことに気付いたダイは、ぶっつけ本番で海波斬をマスターするのだった。ダイが課題をクリアしたそのとき、一同は、強大な力を持った何者かが島に入ってこようとする気配を感じ取る。マホカトールの結界を破ってアバンたちの前に現れたのは、なんと魔王ハドラーだった……!ハドラーは、アバンがかつて自分を倒した勇者であること、アバンに敗れたあとに大魔王バーンの力によって蘇ったこと、そして現在は魔王軍全軍を束ねる魔軍司令となったことを語る。ハドラーの極大爆烈呪文(イオナズン)に、アバンストラッシュで応じる。しかし、特訓で魔法力を消耗していたアバンは、以前よりも力を増したハドラーに劣勢を強いられる。思わずダイが加勢するが、小さな傷を負わせるだけで軽くあしらわれてしまう。ダイの攻撃に逆上したハドラーは、ダイとポップに向けて閃熱呪文(べギラマ)を放つ。絶体絶命かと思われたそのとき、アバンは自らの体を投げ出しダイたちをかばう!
(C)三条陸、稲田浩司/集英社・ダイの大冒険製作委員会・テレビ東京
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