現在放送中のABEMAオリジナル番組『恋愛ドラマな恋がしたい』の新シーズン『恋愛ドラマな恋がしたい～Kiss On The Bed～』は、男女8名の若手俳優が毎話キスシーンのある恋愛ドラマの撮影をしながら本当の恋をしていく様を追いかける、全12回の恋愛番組。今回は、これまでのシーズンにはなかった共同生活に加え、ドラマの内容は全て「ベッドの上で起こる男女の恋物語」という設定となる。非日常的で、ある意味、過酷ともいえる環境の中で、どんな芝居が演じられ、どんな恋愛が生まれるのだろう。撮影はすでにスタートしてメンバーの心にも様々な変化が出てきている様子。秋元康プロデュースの劇団4ドル50セント出身で”美人すぎる劇団員として話題の新メンバーの糸原美波（以下、みなみ）に心境を聞いた。
――本日はよろしくお願いいたします。ドラ恋は、芝居をしながら恋愛する姿も見せるという恋愛リアリティ―ショーですが、ご自身の恋愛を公にすることに不安はありませんでしたか。
みなみ：自分の恋愛を客観的に人に見られるのは恥ずかしいし、知られたくない部分でもあります。正直、撮影に入るまで不安がありました。でも、実際に現場に入ったら、そのときそのときに集中しているので、カメラを忘れちゃうんですよ。きっと素の自分が出ていたと思います。
――不安を感じている暇もないという感じですかね。
みなみ：はい、大変すぎて……（笑）。ペアになった人を好きになれたほうが、いいドラマが撮れるじゃないですか。でも、ペアになって好きになったと思ったら、翌日には別の女の子と演技をしているところを見ないといけないんです。今回は、共同生活ということもあって、相手がなにをしているのか全部見えちゃうので余計大変です。こんなに切ない気持ちになるとは想像していませんでした。
――大変ながらも、恋愛はできているということでしょうか。
みなみ：う～ん。気になる人ができても、他の女の子も同じ人を好きという話を聞いたら、気を使っちゃって。気になっていても、ほかの子と仲良くしていたら、もうそこに入ることができない。迷いが生じてしまっています。
――おお～、複雑な状況。普段からそのような感じですか。
みなみ：今回のことは想定外でした。共同生活をしているから、みんなの情報がいっぱい入ってくるんです。情報が多すぎて混乱して動けなくなっちゃって、ずっと泣いていました。誰を好きになっていいのかわからなくて、スタッフさんの前でも泣いていました。
――切なすぎます。解決できたんでしょうか。
みなみ：マネージャーさんや友達に相談したら「自分が恋愛をしに行ってるんだよ」と言われて、はっとしました。だから、これからは自分が気になる人にぶつかって行くというのが目標です。
――今回は、ベッドの上でのキスシーンがあります。お芝居のほうは順調でしょうか。
みなみ：一話は主役を取ることができたんです。すごく難しかったんですが、その分、とてもやりがいがありました。監督さんも同世代で、一緒に作品を作る楽しさもありました。
――番組のキスしたら好きになるという仮説にはクエスチョンマークでしたか？
みなみ：共同生活に戻って、さっきまでペアを組んでいた人が違う女の子と練習したりキスしたりするのを見ると「あ、悲しい」という気持ちになります。じゃあ、やっぱり好きなのかな？ って、自分の心さえ色んな方向に動いてわけがわからなくなってしまう部分ではクエスチョンです。
――心が忙しすぎますね。ホッとできる、楽しい瞬間はありますか。
みなみ：みんなでわいわいご飯を食べている時間は、ホッとします。ルームシェアも初めてで、夜、女の子と恋バナをするのは楽しいですよ。学生に戻って、青春を味わっているような感覚です。
――同世代の仲間から刺激を受けることはありますか。
みなみ：前半はまなみちゃん（江野沢愛美）と部屋が一緒だったのでよくお話をしました。同い年なのに『non-no』の専属をして自分のブランドも持っている。どうやって仕事に取り組んでいるのかと聞いたときには、「一瞬一瞬後悔のないように全力で全部取り組む」って言っていて、真っすぐな姿勢がすごいなって感動して。そこでも泣いちゃいました（笑）。
――（笑）。涙もろいんですね。
みなみ：そんなことないんですよ。ドラ恋の現場にいたら、感情がおかしくなっちゃいました。ずっとみんなと一緒にいるから、ずっと神経が敏感になっているのだと思います。
――みなみさんの葛藤も楽しみにしています。最後に、残りの時間をどう過ごすか、目標や課題を教えてください。
みなみ：残りの共同生活は、周囲のことを気にし過ぎずに、自分の気持ちを大切にして行こうと思います。
――ありがとうございます！放送を重ねるごとにきっと強くなっていくだろう、みなみさんの姿を楽しみにしています！
テキスト：氏家裕子
