31日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、「グリコ・森永事件」で警察が発表したテープの「声」について解説がされる場面があった。
この日は「グリコ・森永事件の真犯人SP 謎に終止符 意外な真相とは?」と題して、未解決のまま時効となった「グリコ森永事件」について、真犯人と思われるグループと接触、事件の核心に迫ることに至った顛末を記した『グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人』の著者である森下香枝氏をゲストに招き話を聞いた。
▶映像:グリコ・森永事件の真犯人SP 謎に終止符 意外な真相とは?
この事件では、犯人からマスコミへの初めての挑戦状が届いたあと「連続放火事件」の発生や「ダイナマイトで工場を潰す」「1億2000万用意しろ」といった脅迫状が届くようになった。
さらには犯人から、女性の声が吹き込まれたテープで「名神高速道路を(略)吹田SAへ走れ」といったメッセージが送られてきた。同事件ではこのテープのほかにも、「男児の声」によるテープが送られてきたと警察は公表している。
ここで森下氏は、現在公開されている映画『罪の声』(原作:塩田武士)でも、この両者の声がキーワードとなっていると解説した。ところが映画はあくまで同事件をモチーフにしたフィクションで、声の主はいまだに謎に包まれていると語った。
森下氏は女性の声は20代から30代の、アナウンサーやエレベーターガールといった訓練を受けた人物のものだと分析されていたと説明したが、竹山が「実際、今現在の本当のところは誰なのかは警察資料でも見つかってないまま?」と問いかけると、森下氏は「全然わからないです」と即答していた。
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