関係者でなければ知り得ない情報も…?グリコ・森永事件で世を騒がせた脅迫文の意図とは
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 31日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、「グリコ・森永事件」で世に報じられた脅迫文の意図などについて解説がされる場面があった。

 この日は「グリコ・森永事件の真犯人SP 謎に終止符 意外な真相とは?」と題して、未解決のまま時効となった「グリコ森永事件」について、真犯人と思われるグループと接触、事件の核心に迫ることに至った顛末を記した『グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人』の著者である森下香枝氏をゲストに招き話を聞いた。

▶映像:グリコ・森永事件の真犯人SP 謎に終止符 意外な真相とは?

 事件では、犯人グループはマスコミを介して次々と挑戦状や脅迫状を送付。番組では最初の挑戦状と言われている「けいさつの あほども え」といった書き出しから始まる文章を紹介した。

関係者でなければ知り得ない情報も…?グリコ・森永事件で世を騒がせた脅迫文の意図とは
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 この時点で最初に実行した人質誘拐事件は失敗に終わっており、竹山は「これをメディアに送ってきたということは、犯人はなにを狙っていた?」と問いかけると、森下氏は警察内部の動きを見透かすような内容が書かれていることを指摘。

 さらに「県けいの 本部長でも さろたろか」(県警の本部長でも誘拐してみようか)と書かれている部分については「それぐらいのことはできる」ということを誇示しているのだと解説をした。

 森下氏によれば「このレベルはまだ秘密の暴露というものではない」そうで、その後出てきた脅迫文や犯人の手記では、警察や被害者の関係者でなければ知り得ない情報が記されていたという。

 犯人グループは「自分たちは手の内を知っているんだぞ」といったメッセージを送りつけていたとして、森下氏は「劇場型犯罪というか、犯人自らが捜査の内幕を暴露してメディアを巻き込んでいく、という事件ですね」と、当時センセーショナルに報じられた事件の仕組みについて説明をした。

怨恨?仕手筋?暴力団?グリコ森永事件の真犯人像に迫る
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