SKE48・松井珠理奈が本気で挑むYouTube、卒業延期もきっかけに 「違う誰かを輝かせてみたい」プロデュース業にも意欲
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 今年2月、グループから卒業することを発表していたSKE48松井珠理奈。ところが、9月26日、27日に行う予定だった卒業コンサートは、新型コロナウイルスの影響を受けて開催が延期となった。「このご時世の中で楽しいことを発信していきたい」と話す松井は、11月1日、先月開設した自身の公式YouTubeチャンネルで初めて生配信を行った。

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 YouTubeチャンネルの開設記念として行われた初の生配信では、ファンから寄せられたアイデアを元にチャンネル名を決めた。国内外から寄せられた200以上の案の中から、松井が選んだのは「珠理奈HOUSE」。その後も、送られたコメントを読み上げながらファンとの交流を楽しみ、初めて臨んだ生配信はおよそ1時間にわたった。「卒業が延期になったからこそできることもある」と話す松井に、初挑戦のYouTube、グループ卒業後について聞いてみた。

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―― 生配信を終えて、率直な感想を教えてください。

松井:コメントが流れるのが早すぎて、結構追うのに必死だったんですよね。自分で進行しつつ(コメントを)見なきゃいけなかったから、それがちょっと大変だったので、今後生配信も結構やっていきたいなと思っているので、改善点かなと思いました。ちょっと反省してます(笑)。

―― 手応えはいかがですか?

松井:思ってたのと違ったところは、もっとチャンネル名を決める時に時間がかかると思ったんです、自分の中で。やっぱりいい案がいっぱいあるし、ほんとたくさんの方が送ってくださったので、その中から選ぶのは結構慎重に選ばなきゃって思ってたんですけれども、意外にピンときちゃってすぐ決まったので、その後の尺どうしようってずっと思ってました(笑)。でもなんとかちゃんと1時間喋れたのでよかったなって思いました。

―― チャンネル名を『珠理奈HOUSE』に決定した決め手を教えてください。

松井:この『珠理奈HOUSE』っていうのを見たときに、やっぱりみんなお仕事終わったり学校終わったりしたら家に帰って、安らぐというか、お家は安らぐ場所かなってすごく思うので、いろんな自分の時間を過ごした後に、最後にこの『珠理奈HOUSE』に帰ってくる、みたいな、そんなチャンネルになったらいいなっていうのは思ってます。

―― YouTubeを通して今後やってみたいことはありますか?

松井:漫才とかコントとか。芸人さんにちゃんと教えてもらってやる、みたいな。今すごいやりたいと思っているのは、ジャングルポケットの斉藤さんとこの間お仕事一緒にさせていただいたので、エクササイズが流行っているから、一緒にエクササイズとかやってみたいなって思います。あと個人的にぺこぱさんが好きなので、会いたいですね。ジュリペイでーーーす!ってやりたいですね(笑)。

―― 生配信では卒業生とのコラボについても触れていましたね。

松井:卒業生の方々がチャンネルを始めたりとかしてて、そのときにコラボしたいっていう話とかはしてくれてる方もいらっしゃるので、それが実現したらいいかなって思いますね。でも、卒業生の方々とどんなことしてほしいのかなっていうのは、すごく気になりますね。やっぱり久しぶりっていうこともあるので、対談というか話してるっていうのもいいかもしれないけれど、せっかくやるんだったら何か企画やりたいなって思うので、ぜひそちらの方も送っていただければ嬉しいなと思います。

―― ミュージックビデオの監督をやってみたいという話もありましたが、プロデュース業に興味があるのですか?

松井:めっちゃあります!プロデュース業っていうか、そういうものにすごく興味があって、この間もファンの方がすごい応援して頑張ってくださったおかげで、メンバー8人くらいであるテレビ番組の企画を考えれる、っていうことがあったんですよ。そういうのも参加してみてすごい楽しいなって思うし、今までは自分のグループとか、自分をプロデュースする、っていうことが多かったですけれど、違う誰かを輝かせてみたいな、みたいな気持ちはすごくあるので、作ってみたいですね、ミュージックビデオ。

―― プロデュースというと秋元康さんが先生としては一番適任だと思うのですが、相談してみたいと思いますか?

松井:私自身いくつか作詞とかしてるんですけれど、作詞したいなと思ったのが、秋元先生の歌詞を歌ってて、秋元先生の歌詞の意味とかを考えるのがめっちゃ楽しかったんですよ。歌って聞く人によって感じ方とか全然違うじゃないですか。だからいろんな人に共感してもらえたりとか、いろんな人の心を動かせる歌を作りたいなと思って作詞とかを始めたんですけれども、逆にそれを秋元先生に相談しちゃうと似ちゃうじゃないですか。だからあえて、あんまり相談したくなくて、でも秋元先生だったらこういうことするだろうな、とかはもうだいぶ分かってきたので、良いところは盗みつつ、オリジナリティで頑張りたいなと思います。

―― メンバーをプロデュースするなら、例えば誰をどのようにプロデュースしたいですか?

松井:それは秘密です(笑)。でも、この間、井田玲音名ちゃんのグラビアをプロデュースしたんですよ。だから、グラビアのプロデュースとかもやりたいです。やらせてください!私結構いい目線で見れると思うので、かなり。私メンバーだからこそ、メンバーの身体をよくわかっているので。

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―― 卒業が延期となりましたが、現在の心境はいかがですか?

松井:(卒業が)延期になってすごい残念だなって気持ちもあるんですけれども、でも延期になったからこそできることもやっぱりあって、今日もファンの方と会うイベントをさせていただいたんですけれども、もし卒業していたら10月5日にはもう辞めていたので、それができない状況で。たぶん卒業前にファンの方とあんまり会話とかできずに卒業しちゃったはずなんですよね。それを考えると、やっぱりファンの方は『卒業前に会えて嬉しかった』ってたくさん言ってくださったので、そういう機会が作れたのはよかったかなと思います。しかも延期にならなかったら、もしかしたらYouTubeやろうって気持ちも無かったかもしれないですね。

―― YouTubeを始めようとしたきっかけを教えてください。

松井:今このご時世の中で楽しいことを発信していきたいっていうのは一つあって、自分でも自粛期間中にインスタライブを積極的にやってみたりとか、そういうこととかもしてたっていうのもあるし、やっぱり卒業が延期になっちゃったっていうので、何か動けないかな、というのは一番ありました。あと海外のファンの方が最近増えたので、海外に発信するって考えたらやっぱりYouTubeってすごい大きいことなのかなと思ってやってみたいなと思いました。あとは一番仲良しな先輩の篠田麻里子さんが始めて、結構麻里子さまにいろんな話を聞いていたんですよね、YouTubeの話を。『どうなんですか?』みたいな話をいろいろ聞いてたときに、自分もやってみようかな、みたいな、楽しそうだなって思ってやりたいと思いました。

―― YouTubeは卒業後も続けていきますか?

松井:はい、もちろんです。私が飽きるまでやります(笑)。

―― チャンネル登録者数はどれくらいを目指しますか?

松井:わかんないなぁ。わかんないですけど、何年かかってもいいんで、100万人いきたいですね。理想を言ったら、半分ぐらいは海外の方だったらいいな、みたいな感じですかね。『日本で人気無いね』って言われてるんで(笑)もうハッピーに言えます。もういいかな、みたいな。それはそれで。

―― YouTubeチームはどういう経緯で結成されたのですか?

松井:今回始めて関わってくださる方もいらっしゃいますし、今まで違う現場で一緒にお仕事させていただいた方もいらっしゃるので、すごくいいバランスなんじゃないかなと思います。私のことをよく知ってる人もいるし、プラス、私の世間のイメージで私のことを見てる人、客観的に松井珠理奈を見てる人もいるし。私の苦手なこととか嫌なことを知ってる人もいるし。だからその2つが合わさったほうが良いコンテンツって作れるのかなって思うので、そこはすごく楽しみだなって思います。

―― 新しい松井珠理奈さんの一面を見せるチームになっている?

松井:そうだと思います。けど基本的に意地悪な人が多いと思うんで(笑)。意地悪っていうか、軽いことっていうよりは、過酷なこととかさせてきそうだなって雰囲気はすごい漂っているので。この間も撮影時間8時間ぐらい撮ったんですよ、1本で。ヤバいでしょ。近々アップされるとは思うんですけれど、それぐらい頑張ってるんですよね。その企画はめっちゃ本気で挑みました。そんなのもあります。

―― 今回の生配信では照明やカメラも本格的な撮影でしたが、自宅からスマホで収録するように、ラフにやってみたいと思いますか?

松井:そういう感じの気持ちだったんですよ、最初。それぐらいの感じで、会社の会議室とか使ってパってやる、みたいな感じで思ってたんですけれども。こういう場所を用意していただけてすごいありがたいという感じはあります。ほんとにリアルな部分を配信していきたいなと思っていて、最初からチャンネル名決めるっていう話じゃなかったんですよ。最初は自分で決めようと思ってて、だからナチュラルな部分見せられたらいいなって思ったから、『珠理奈チュラル』とかいいかな、とか自分で考えてたんですけれど、でもやっぱりファンの方と作りたいっていうのはあったので、今回決めてもらうことになりましたけれども。だからほんとナチュラルな部分とか出していけたらいいなと思います。さっきもドッキリでビビっちゃったし、最初のクラッカーもびっくりしたし、ちょっとしたことで…。めっちゃビビりなんですよ私。握手会とか来てくれてる方はわかると思うんですけれども、野外でやってると虫とか飛んできたときに、私『イヤー!』ってなるんですよ。だからそういう部分、あんまり世間の人は知らないけど、実はそういうところがあるんだよ、みたいなところを出せたらいいなと思っています。

―― 「現地でトーク会」で久しぶりにファンの方と交流をしてみて、いかがでしたか?

松井:ちょっと前に、愛知県の方々限定で一応やらせていただいたんですけれども、今回は全国からいろんな方が来てくださったんで、ほんと久しぶりに、もう1年ぐらい。『1年ぶりだよ!』っていうふうに言ってくださる方がすごく多くて、一番みんな言ってくれてたのは、卒業前に会えたのが嬉しかったと。っていうのと、もしかしたらこれで卒業前最後かもしれないっていう悲しさがめっちゃある、みたいな感じに言われて、すごい実感しちゃいました、自分が卒業するっていうことを。延期になっちゃってたので、『ほんとに卒業するのかなぁ』みたいな気持ちもあったんですけれども、ファンの方の言葉を聞いて、すごい卒業っていうのが身に沁みてきましたね。

―― 卒業の実感が湧いてちょっと寂しい気持ちに?

松井:すごい寂しいです。だって自分の人生の半分SKEにいるので。SKEとして過ごすことが当たり前のようなんですよ。それが日常、みたいな。SKEで出来てるようなものなんで、自分は。だからやっぱり寂しいなぁって。

―― 「卒業しないでほしい」という声も上がっていますね。

松井:そうやって言ってくれるのはすごい嬉しいです、ほんとに。ほんとに嬉しい。そう言われてるうちに卒業できてよかったなって思います。まぁでも中には、早く卒業しろよって人も絶対いるんで、そういう意見もわかります、もちろん。やっぱり世代交代っていうか、私自身も他のメンバーに任せられるなって、みんなの成長を見れて嬉しいなって思ったときに辞めたいなっていうのは思ってたので、タイミング的にはちょうどいいのかな、と思います。

―― 『私がいなくてもグループは大丈夫』と思えている、ということですよね。

松井:大丈夫だと思います。でもそれは、誰がいるから、とかじゃなくて、全体的にみんなの一つになっているのをすごく感じれるし、私がお休みしてた時期でもSKEは変わらずどんどん進んでいったっていうのを見ることができたので、それって切なくもあったけど、もう大丈夫なのかなって、いなくても大丈夫なのかなってすごく思えたきっかけにはなったので、これからのSKEがすごい楽しみだなっていうふうに思います。

ABEMA/『ABEMA NEWS』より)

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