「あと50センチ、自分がセンターラインの方に寄っていたら…間違いなく自分は…」
日々、発生している交通事故の中でも、昨今、増えてきている事例の一つに“逆走”がある。そんな状況下において、主に記録を残す意味での自衛手段として車やバイクなどのドライバーに広く普及しているのが、ドライブレコーダーだ。
冒頭の言葉は、逆走車を間一髪で回避し、九死に一生を得たバイクの運転手のもの。そして、そのバイクに取り付けてあったドライブレコーダーが、恐怖の瞬間を克明に記録していた。
先月16日、山形県米沢市を走行していたバイクの運転手は、前方を走行する一台のバイクが突如、左に車線を変える不自然な動きに気付いた。すると次の瞬間、右側を走る対向車がセンターラインを越え、バイクに向かって突き進んできた。
バイクは間一髪のところで正面衝突を回避したものの、このときの心境についてバイクの運転手は「終わったって思った。なんとか、ハンドルを切っているようだが、自分では覚えていない。50センチくらい自分がセンターラインの方に寄っていたら、間違いなくぶつかっていた」と話し、恐怖の瞬間を振り返った。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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