毎週日曜日よる9時~放送中のダンス・ボーカルグループGENERATIONS from EXILE TRIBEの青春応援バラエティ番組ABEMA『GENERATIONS高校TV』。8日は「声優科」特別講師として声優・梶裕貴が登場! 普段なかなか知ることができない声優という仕事の裏側に、GENEが質問攻めをした。
梶によれば、声優を目指したのは中学2年生のとき。中学生の時に声優の大先輩の言葉で、「声優という仕事は何を頑張っても全部自分の力となって返ってくる職業だよ」というものを知り、興味が多くいろんなことを頑張りたい自分にはピッタリの仕事だと思ったと語る。
▶映像:梶裕貴「今でもオーディションに落ちることも」声優になったきっかけや『進撃の巨人』エレン役について語る
梶は現在35歳。声優を目指し始めた頃はまだ自分の家にPCはなく、またスマートフォンもない時代で、アニメや吹き替えの洋画などをビデオテープに録画し、それを観ながらノートにセリフを書き起こしたという。「自分にできることを思いついたら、意味があるかないかはおいといて、とりあえず頑張ってみる」という中学生時代を経て、高校で演劇部に所属すると同時に声優の養成所に通い始めた。
梶によれば、アニメの出演は役どころにもよるが、「基本的に新しい番組の1番手から5番手、6番手くらいまでは大ベテランも含めてオーディションということが多い」とのこと。一次審査に通ると、キャラクターのオーディション原稿をもらい、そのキャラクターのセリフをテープに録って送る。そこで合格したら、次はスタジオに呼ばれディレクターからの演出に応えられるか、という部分を含めた選考があり、「掛け合いのバディになる役があれば、その相性、声のバランスやお芝居のバランスをみるために2人ずついろんな組み合わせでさらにもう一回オーディションがあったりします」とのこと。もはやベテランの梶だが、「今でもぜんぜんオーディションです。落ちることもいっぱいあります」と語る。
そんな梶にとっての転機は、「いちばん最初にアニメの作品で主人公の役に合格できたとき」。それまでは、声優の仕事を続けていけるのか不安も大きかったと語る。そして梶にとって印象深い作品は『進撃の巨人』のエレン役だ。
「自分にキャラクターの生い立ちというか心情が近いところもあって。すごいエレンの気持ちが分かる部分があった」と、エレン役には思い入れが深いようで、世界的な大ヒット作品になったことから、「自分が何をしているのかを知っていただくという意味では、『進撃の巨人』というのは一つの大きなタイトルだったなと思いますね」と振り返った。
そして声優をしている役になりきるあまり、夢のなかでもキャラクターになっているということはないのかという質問に対して、梶は、『進撃の巨人』の収録期間中に体調を崩してしまい、高熱が出たことがあったことを告白。
「夢なのか現実なのかわからないんですけど、熱でうなされながら翌日が『進撃の巨人』の収録で、それまでに治さなきゃという自分の役者としてのメンタルと、キャラクター(エレン)の気持ちが入り混じっちゃって、そのときの表情はエレンそのものだったんだろうなって。歯をぐって食いしばって、汗だくになって、目ギラギラしてたんだろうな、と。境界線はわからなくなり、その時に改めて自分とエレンって近いところがあるんだな、と知ったタイミングでしたね」と明かした。
来週は、実際のアニメ『僕のヒーローアカデミア』のアフレコにGENEが挑戦! 梶がみせた生アフレコの凄さも必見の『GENERATIONS高校TV』は、11月8日よる9時放送。