1998年長野五輪、日本中が歓喜に沸いたスキージャンプ団体、大逆転の金メダル。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を映画化。田中圭主演『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』のの公開が2021年5月に決定。さらに、田中圭が2020―2021 SNOW JAPANスペシャルサポーターに任命された。
同作は、1998年長野五輪を舞台に、悲願の金メダルを獲得したスキージャンプ団体を影で支えた25人のテストジャンパーたちの物語。田中が演じるのは、スキージャンパーの西方仁也(にしかた・じんや)。1994年のリレハンメル五輪スキージャンプ団体戦で日本代表を牽引するも、エース原田雅彦のジャンプ失敗で金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも故障で代表落選。テストジャンパーとなって日本代表選手たちを裏方として支えた人物だ。
田中圭が2020―2021 SNOW JAPANスペシャルサポーターに
2022年、北京で実施される第24回オリンピック冬季競技大会のプレシーズンとなる20/21シーズン。本格的なシーズンインを前にした11月5日(木)、公益財団法人全日本スキー連盟が「2020/2021 SNOW JAPAN記者会見」を実施。スキージャンプの小林陵侑選手ら各競技で活躍する選手が出席、新シーズンに向けての決意表明や今シーズンのオフィシャルウェアの発表などが行われた。そんな中、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』主演の田中圭が20/21シーズンのスペシャルサポーターに任命されたことも発表された。
会場には田中からのビデオコメントも到着し、任命を受けたことと併せて『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』撮影時、スキー連盟からの協力に感謝の言葉を述べた。また映像の中で会場の小林選手に向け、「実は僕もラージヒルのスタート位置で撮影していました!めっちゃ怖かったです…。ぜひお会いして、色々なお話をしたいです!」とメッセージを送ると、小林選手は「長野オリンピックの時がまだ2歳でそんなに記憶がないのですが、これまでも何度も原田さんたちの映像を見てきましたので、その舞台裏を映画化してくれたとのことで非常に楽しみです。」と映画公開へ期待のコメントを寄せた。
田中圭コメント全文
このたび、2020―2021 SNOW JAPANスペシャルサポーターに任命頂きました!僕は、来年公開される、スキージャンプを題材にした映画「ヒノマルソウル 舞台裏の英雄たち」で、リレハンメル五輪の銀メダリスト・西方仁也さんの役を演じさせて頂きました。1998年長野オリンピックのスキージャンプ団体戦で実際にあった、テストジャンパーと日本代表選手たちが起こした奇跡を描いた物語です。全日本スキー連盟の皆様には撮影でも大変お世話になりました!公開が延期になってしまっていたのですが、やっと、来年の5月に公開できることになりました!会場の小林 陵侑さん!実は僕もラージヒルのスタート位置でずっと撮影をしていました!めっちゃ怖かったです・・・!ぜひ、お会いして、色々なお話をしたいです!スノースポーツを愛する皆さんにぜひ見ていただきたいと思いますので、映画のPRとともに、精一杯スキージャンプも応援していきたいと思います!
ストーリー
1998年長野五輪。日本スキージャンプチーム・通称“日の丸飛行隊”は国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。そこに、エース原田のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也だ。前回大会・リレハンメル五輪で西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。西方は4年後の長野五輪での雪辱を誓い練習に打ち込み、代表候補として有力視されていたが、まさかの落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野五輪に参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、五輪本番。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終れば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった…!
(c)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会