俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#9が、11月11日(水)夜10時~ABEMAにて放送。書道審査の発表中、候補生の1人である清水田龍が、突然泣き出す場面があった。
▶映像:イケメン若手俳優・清水田龍が発表中に突然涙「小さい時に…」“自分を表す一文字”審査で思いが募り…
『主役の椅子はオレの椅子』は、2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」とABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。若手俳優たちが舞台の主役の座をかけて臨む、オーディション合宿の模様を追っていく。今回の合宿で講師を務めるのは、「劇団鹿殺し」所属の演出家・丸尾丸一郎。候補者たちは、審査ごとに設けられているポイントが加算されることで評価され、1日が終わる度にランキング最下位の者が脱落していく。
勝ち残った10人に与えられるのは、オリジナル作品の舞台への出演権。さらに、主役の座を勝ち取った者は、『20世紀少年』『SPEC』『トリック』シリーズなど、日本を代表する作品を手掛けてきた堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権も手にすることができる。番組MCを務めるのは、尾上松也、石田明(NON STYLE)、生駒里奈。
候補生たちが目指す舞台のテーマは「書道」
オーディション合宿9日目、勝ち残った10人が出演する舞台のテーマが発表された。「君たちが目指している舞台のテーマを発表したいと思う」と切り出し、丸尾が黒板に書いたのは「書道」の2文字。「日本が誇る和の芸術、書道を用いて、世界に通用するエンターテイメント舞台をつくりたい」。丸尾は候補生たちに、舞台にかける想いをそう告げた。
そして、この日は書道審査が行われることに。今回の舞台で書道監修を務める、書道家の鈴木猛利氏を講師に招き、審査がスタートした。一次審査は「自分を表す一文字」を1人ずつ色紙に書くというもの。この審査では、技術面のみならず、書く者の心がどれだけ文字に表れているかも評価のポイントとなる。
清水田龍が選んだ文字は「体」そこに込められた想いとは…
身長192cmを誇る清水田が色紙に書いたのは「体」という一文字。清水田はこの字を選んだ理由について「見ての通り自分は体が大きくて、一番自分を表現できる字って何だろうなと考えて、体と書いた」と説明した。だが、この高身長を自分の強みと思えるようになるまでには、複雑な想いがあったようだ。「自分は両親からこの体を授かって、体が大きくて嫌な思いをした時もあって」。清水田は子供の頃の辛い経験をそう振り返った後、涙で声を詰まらせながら「小さい時に父が亡くなって」と打ち明けた。
続けて清水田は「自分、すごい体が弱くて」と告白。清水田といえば、体力審査で断トツ1位に輝き、病弱なイメージからはかけ離れている。しかし、子供の頃は持病があった上に怪我もしやすかったのだという。今は亡き父から授かった大きなその体は、辛い思いをする原因にもなり、病弱でもあった。しかし現在、大きな体は清水田にとって「武器」と言えるものになった。「大切にしたい体だなと思って」。清水田はそう吐露し、最後は「自分の体を武器にしたいなと思って、太く強く書きました」と、涙を流しながらも力強く語った。
書道家の鈴木氏は「話してくれてありがとうございます。自分の恵まれた体をどう使うかを、すごく考えてくれた機会かなと思います。またこの字を持ち帰って、ゆっくり眺めて、一番いい方法を選択してあげてください」とコメント。清水田はこの審査で50ポイント中42ポイントを獲得。第3位と好成績を収めた。
前回の精神力審査では下位に甘んじる結果となったものの、多くの審査において実力を発揮してきた清水田。大きな体を武器に、どこまで順位を伸ばせるのか、この後の活躍に期待したい。果たして今回の脱落者は?続きはABEMAビデオで配信中。
次回候補生たちは、主役にふさわしくないと思う者に無記名で投票するという、過酷な決断を迫られる。残る挑戦者はあと12名。舞台の出演権を手にする10名、主役の椅子を掴む1名は誰になるのか?新章「主役決定編」がスタートする『主役の椅子はオレの椅子』#10は、11月18日(水)夜10時~放送。
なお、#9の書道審査で候補生たちが書いた「自分を表す一文字」のフルバージョンは、ABEMAビデオで公開中。さらに『主役の椅子はオレの椅子』公式ブログでは、19名の若手俳優が合宿中の心境を赤裸々に綴っている。