11月1日放送の第12話で最終回を迎えた『オオカミくんには騙されない』。今シーズン、初めてレギュラーMCに就任した神尾楓珠は「オオカミっぽいって言われることが多い」と、周囲からのイメージを明かす。その顔立ちは神秘的に美しく、目力は吸い込まれそうになるほど強い。メディアを通して見る彼はどこかミステリアスな雰囲気もあり、「オオカミっぽい」と言われるのも理解できる。だが、神尾は実に柔らかい空気感をまとい、取材現場に現れた。ほがらかに笑い、こちらからの質問に飾らない素直な言葉で答える。21歳、等身大の素顔が垣間見えた。
最終回では“オオカミくん”の正体が明らかになると共に、メンバーの恋が完結。神尾と共演経験があるがく(押田岳)とノア(佐藤ノア)は結ばれ、同級生だというありさ(松永有紗)もカイト(Kaito)に告白し成立となった。神尾はメンバーの恋模様をどのような心境で見守ったのか。最終回の収録直後、話を聞いた。
「メンバーに愛着が湧いた」レギュラーMCに就任し感じた変化
――神尾さんは前シーズンの『月とオオカミちゃんには騙されない』にゲスト出演され、今回の『オオカミくんには騙されない』でレギュラーMCに就任されましたが、心境の変化などはありましたか?
神尾: ゲストの時とは責任感がやっぱり違いましたね。前回は松田凌くんが何とかしてくれるかなという気持ちもあって、毒舌っぽいことも言えたんですけど、今回はなかなかそういった発言はできなかったですね。
――鋭いコメントをたくさんされていて、洞察力がすごいなと思いながら拝見していましたが。
神尾: 本当ですか?いやー、もっと色々考えていたことはあったんですけど、抑えていたところもあって。僕、結局MCらしいこと何もしていないんですよ。そんなに難しいこと考えず自然体でやらせていただいて、本当に楽しかったです。
――レギュラーMCとして12話通してご覧になって、いかがでしたか?
神尾: めちゃめちゃ楽しかったです。ずっと観ている方が、何が起きていたのかも覚えていられるし、心に残ることが多かったですね。ただその反面、出演メンバーに愛着が湧いてきて、“オオカミくん”予想はよりわからなくなった気がします。
がく&ノア、知人同士の告白成立に喜び「色々聞いてみたいな」
――特に注目して見ていたメンバーはいらっしゃいますか?
神尾: どうしてもカイトに目がいく部分があって。自分と空気感が似ているというか、同じにおいがするんですよ。自分が「オオカミっぽい」って言われることが多いから、より疑いの目を向けてしまったというか。でも個人的に一番嬉しかったのは、がくが報われたことですね。
――元々お知り合いだったんですよね?
神尾: そうなんですよ。最後に会ったのは3年ぐらい前なんですけど、嬉しかったですね。
――確かノアもお知り合いとおっしゃっていましたよね。お2人の成立はさぞ嬉しかったのでは?
神尾: がくノアけっこう嬉しいです、ふふふ(笑)。色々聞いてみたいなって(笑)。
――最後の告白のシーンでは、がくが「ずっと一緒にいる?」と聞いたり、告白後に歩きながら「ハグぐらいさせてよ」と言ったり、胸キュンワードが飛び交っていましたが、そのあたりはいかがでしたか?
神尾: 「いいこと言うじゃん」って思いましたよ(笑)。告白した後に2人で帰っていく様子も「うわー、いいな」って思いながら見ていました。
――中間告白前のプラネタリウムデートも印象的でしたよね。あの時はがくが積極的にアプローチしていましたが、どんな心境でご覧になったのでしょうか?
神尾: プラネタリウムは見ていられなかったですね(笑)。こいつ何やってるんだろうと思って(笑)。
同級生のありさもカイトと告白成立「本当にホッとしました」
――お知り合いのメンバーでは、ありさもカイトと成立しましたね。神尾さんはカイトが怪しいとずっとおっしゃっていましたが、それだけに最後は安心したのでは?
神尾: 本当にホッとしました。ありさちゃんは同級生だったので、すごいピュアなの知っていたんですよ。なので騙されちゃいそうだなと思いながら見ていたんですけど、カイトとくっついてくれて嬉しいです。
――ちなみにその他のメンバーでは、よしき(藤枝喜輝)は神尾さんより年下になりますが、どのような印象を持ちましたか?
神尾: よしきは途中から怪しいなと思う部分はあったんですけど、憎めない、可愛げのある子という印象が強かったですね。ひとみ(中澤瞳)との「月LINE」デートの時も最初、小走りで走ってきたじゃないですか。それを見た時は疑いたくないって思いました。
メンバーたちの青春模様に「めっちゃ羨ましい」まさかの出演希望も!?
――いろいろな恋模様をご覧になって、何か発見はありましたか?
神尾: 僕自身、これまで恋愛でうまくいかないことはもちろんありましたけど、思い悩むことはそんなになかったんですよ。でも恋愛って、誰かが成立すると誰かが悲しい思いをする、それって普通のことなんですよね。マリカ(世良マリカ)ちゃんとかを見ていて、改めてそういうことを考えさせられました。
――マリカの恋はかなり切なかったですね。悲しんでいるマリカを他の女子が励ますなど、友情を感じさせるシーンも多くありましたが、そういった部分はいかがでしたか?
神尾: めっちゃ羨ましいなって思いました。出たいなって思いましたもん(笑)。俺が出たら先入観で色々みんな大変そうですけど(笑)。
――もし神尾さんが出演されたら、“オオカミくん”として嘘をつき通す自信はありますか?
神尾: 今回の『オオカミくん』を見て、俺できないなって思いました。そこまで口堅くないので(笑)。あの場にいたらちゃんと恋愛しちゃうと思います。
「オオカミくん目線で見ても面白い」神尾楓珠が語る『オオカミくん』の楽しみ方
――それでは最後に改めて、神尾さんが思う『オオカミくん』の魅力を教えてください。
神尾: 今まではゲーム性というか、1人だけ恋愛しない人がいるという、駆け引きみたいな部分が面白いって思っていたんですけど、今回“オオカミくん”側のことを深く知って、“オオカミくん”目線で見てもすごく面白いんじゃないかなと思いました。人間ですし、あの場にいたら恋愛しちゃいますよね。でも“オオカミくん”は恋愛しない誓約をしているわけで、その辛さが人間味として現れて、番組の魅力の1つになっているのかなと。あとは今回、振り返ってみると色々引っかかる部分があったので、最終結果を知った上で見直してみても、楽しめるんじゃないかと思います。
インタビュー・テキスト:水野梨香
撮影:Mayuko Yamaguchi
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