『ラストアイドル ～ラスアイ、よろしく！～』（テレビ朝日系・金曜深夜1時20分～ ※一部地域を除く）の中で、1期生でグループ最年長メンバーの西村歩乃果が特集された。
【映像】「安定した職に就きたい」ラストアイドル、個人面談でガチ相談（26分ごろ～）※ABEMA限定
今回から番組では、「ラスアイ殺陣（たて）プロジェクト アナザーストーリー」と題した企画が展開。メンバー1人1人にフォーカスをあて、特集していく。そのトップバッターが西村だ。
11月4日にリリースされたラスアイ9thシングル「何人(なんびと)も」。今回の売りは殺陣（たて）とダンスの融合だ。そのパフォーマンスを習得すべくメンバーたちはおよそ3カ月間にわたり殺陣と向き合ってきた。
10月17日、神奈川・川崎市とどろきアリーナにて行われたBリーグ「川崎ブレイブサンダースvs広島ドラゴンフライズ」では、ラスアイ選抜メンバー21名が殺陣パフォーマンスを初披露。そこで主役を務めたのは西村だったが、西村は今回のプロジェクトを前に並々ならぬ思いを抱えていたという。
5カ月前の「殺陣」企画発表直後、西村は「もしかしたら私にとって最後の企画になるかもしれない」「自分の最大のポジション位置でアイドル人生を終わらせたい」と強い思いを明かしていた。ラスアイ最年長、25歳の西村は、前回シングル「愛を知る」では立ち位置7番。“もっと前に出たい”という思いが叶わず、自分の不甲斐なさに悩む日々が続いた。そこで“今回の殺陣企画がラストチャンスになるのでは”と、密かな思いを抱えていたのだ。
西村は早い段階から殺陣と自分の相性が良いことに気づき「もしかしたら得意分野かも知れない。センスを信じて頑張ります」とコメントしていた。仕事の合間にはスタジオを自腹でレンタルして自主練、自宅では毎日「型」の復習を続けた。全てはいい立ち位置を掴み取るためーー。
しかし、7月3日に発表されたランク分け発表では、指導者の田渕景也氏から「Bランク（A～Cランク中）」と告げられた。頑張ったはずなのに認められず、「また中途半端じゃんと思って、普通にショックです。何を頑張ればいいんだかわからないです」と悔し涙を流した。
その10日後、練習に身の入らない西村は稽古中に相手の指に木刀を当ててしまった。西村の一瞬の表情を見逃さなかった田渕氏は「何で笑ってるんだよ？ 俺の現場だったら本当に帰らせちゃうからな」と厳しく指導。一歩間違えたら大事故に繋がるその気の緩みを田渕氏は許せなかった。
スタジオで番組MC・霜降り明星の粗品に「田渕先生に指導されたときはどんな気持ちやったん？」と聞かれると、西村は「元々、笑っている顔の作りなので、自分では笑っているつもりはないんですけど、周りから見ると笑っていると思われているということなので、これじゃダメなんだと思いました。“私は笑ってない！”という感じで逆に怒るぐらいのテンションで次の練習から気を引き締めようと思っていましたね」とコメント。一方、田渕氏は厳しく叱責した理由について「あれで、もし相手が怪我していたらすごいショックになって、立ち直れないんです。多分、それは西村だけでなくほかのメンバーにも影響するから」と説明していた。
アイドル人生をかけ、中途半端な自分とサヨナラがしたかった西村。果たしてここからどう自分の壁を打ち破っていったのか。動画はABEMAビデオで配信中。
（「ラスアイ、よろしく！」#55 より）
（C）ラストアイドル製作委員会
この記事の画像一覧
