不正受給したお金を株につぎ込んで利益を得たら? 横領の罪に問われる危険性も
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 14日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、とある人物がコロナ禍で6億円を荒稼ぎしたという驚きの手口と、その違法性について明かされる場面があった。

 この日は「給付金不正受給の手口暴露 誰が暴利を得たのか?」と題して、持続化給付金の不正受給をはじめとした公的資金に対する不正の実態について、ゲストに『ルポ 新型コロナ詐欺 ~経済対策200兆円に巣食う正体~』の著者、奥窪優木氏をゲストに招きトークを繰り広げた。

 コロナ禍における不正受給の実態についてさまざまな取材をしてきたという奥窪氏だが、番組では彼も驚いたという手口を紹介。取材のなかで知った不正受給の一例を挙げた。

▶映像:コロナ禍で6億円を荒稼ぎ?驚きの手口とその違法性を解説(1時間25分頃~)

 その手口は、まずは長期間企業活動をしていない「休眠会社」を複数買い取り、新型コロナウイルス感染症特別貸で6000万円の無担保融資を受けるというもの。

 そこで手に入れた資金を、今度はコロナショックで暴落をした株の購入に信用取引で全額つぎ込み、その後株価が戻ったタイミングで数億円の儲けを得たのだという。奥窪氏は「なかなか自分のお金では、こんなオールイン(手持ちのお金をすべて賭ける行為)はできないと思うんですけど、返さないでいいお金なので(できた)」と説明をした。

不正受給したお金を株につぎ込んで利益を得たら? 横領の罪に問われる危険性も
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 「これは具体的にどこが悪くなるんだろう」という竹山の問いかけに、奥窪氏は「融資の条件として、これは目的外の使い方」と指摘。会社の登記簿に書かれた事業と異なるであろう株の投資に使ったことに問題があるとして「下手をしたら横領」と、罪に問われる可能性について言及をした。

給付金不正受給の手口暴露 誰が暴利を得たのか?
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