「GoToトラベル、GoToイートで日本全国民が一様に救われるのであればまだしも、結局一部の人しか恩恵を受けているとは思えない。もっと大変な人たちがいる中で今のままでいいのかというのが大きな疑問だ」
冬に向かい全国的に新型コロナウイルスの感染拡大傾向が顕著になっている今、第3波かどうかは明確にせず、GoToキャンペーンの具体的な見直しにも着手しない政府に対して、ジャーナリストの山路徹氏が苦言を呈し、怒りをにじませた。
「僕らにとって経済は大事だけど、健康があっての経済。その部分を考えて欲しい。GoToトラベルを延長しようという話も出ているが、GoToトラベルによってコロナが拡散されていくことが懸念だ」
そのようにも述べた山路氏は「一方で新宿公園に行けばホームレスになった人もたくさんいる。この前までは働いていたのに、ポケットの中には小銭しか残っていない。雇止めになってしまった人たちに対する手当は一体どうなっているのか。国はやっているというけど、ものすごい手続きが必要になる。にもかかわらずGoToトラベルを延長する、GoToイートは予算が来たからやめますという議論は、すごく呑気な感じがして腹立たしい」と話し、一連の政府の対応に対して怒りをにじませた。
この山路氏の主張に対して、文筆家の古谷経衡氏が「定額給付金を2回、3回とやった方がいい」と応じると、山路氏は「そう思う」と何度も頷いた。(ABEMA『ABEMA的ニュースショー』)
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