ナスD、ここでしか見られない決死の密着取材! 極寒の山中で野宿の可能性も…高山病の恐怖、一妻多夫の調査まで【ヒマラヤ編・名場面まとめ】
過去に「いきなり!黄金伝説。」「『ぷっ』すま」「もしものシミュレーションバラエティー お試しかっ!」など、数々のバラエティ番組を担当したテレビ朝日・友寄隆英ディレクター。自らがリポーターとして出演した「陸海空 地球征服するなんて」では、 旅の道中で謎の果実を全身に塗り、肌が真っ黒になったことから“ナスD”と呼ばれるように。
そんな日々話題を集める“ナスD”こと友寄ディレクターが出演する、超本気紀行ドキュメント番組「ナスD大冒険TV」では、ほとんどの日本人が行ったことのないような世界の僻地に、命がけで向かい、知られざる文化、そこに住む人々の暮らしをディレクター目線でリポート。本記事では「ヒマラヤ編」の見どころを紹介する。
■ナスD、天空のヒマラヤ部族を取材「ヒマラヤ編」
ナスDが取材先に選んだのはネパール西部にあるアジア最後の秘境とも呼ばれるドルポ。取材班は2018年から足掛け2年に渡りヒマラヤへと出向き、厳しい冬のドルポを含めた密着取材を敢行した。
▼死と隣り合わせのハードな旅路「よそ見したら終わり」大冒険の舞台・ドルポ
旅支度を整え、大冒険の舞台・ドルポ地方に到着したナスD一行。山中では、カッツァル(雄のロバと雌のウマの交雑種の家畜)が来たら山側に避ける必要がある。崖側に避けてしまうと、カッツァルに押されて落ちてしまうからだ。実際に落ちて亡くなってしまう人が後を絶たないという。
スタッフが「ちょっとよそ見したら終わりですね……」と弱気になると、無人島生活を経験してきたナスDも「(スタッフに対して)気をつけてよ。落ちると死ぬから」と警戒しながら歩みを進めていた。
▼富士山と同じ標高にスタッフがダウン…
標高3000m越えの慣れない高地と疲労によって、撮影ディレクターの久保田裕介氏が宿泊先で寝込んでしまった。症状が悪いのか、パルスオキシメーターで診察することに。パルスオキシメーターとは、血中酸素飽和度を調べる測定器。96くらいの数値が出れば正常と判断されるが、久保田氏は63と出てしまった。
残念ながら、ここで久保田氏の下山が決まった。今後も高地や気温という意味でさらに過酷さが増していくが、果たして、取材班は無事に旅を終えられるのか。
▼“ヒマラヤの青き瞳”ポクスンド湖、驚きの水中映像
ポクスンド湖に立ち寄った取材班。番組では1994年に行われたポクスンド湖の水中撮影が公開された。当時取材をしたのは現在、ナスDと共に旅をする若かりし頃の大谷映芳氏だ。
当時は、テレビ朝日の現役社員でありながら総重量800kgに及ぶ水中撮影機材を準備し、標高3700メートルでの危険を伴う高所潜水を行っていた。
▼「マジで死ぬから…」過呼吸で倒れたスタッフが見せた笑顔と悔し涙
ドゥネイ村を出発してから10日目、トッキュー村を目指し一歩一歩確実に歩みを進めていた取材班一同だったが、標高5238メートルのヌマ・ラ(峠)を超えなければならない難局に立ち向かっていた。標高5000メートルの酸素濃度は平地のおよそ半分。歩いているだけで息遣いが激しく乱れる。
まるで空に向かって歩いているかのような急な斜面。そんな中、取材班の1人、ディレクターの前川強氏が過呼吸になって倒れてしまう。その場で横になり、ナスDがドリンクを差し出し、飲ませる。カメラマンの辺見洋氏も「前川さんあんまり無理しないで。マジで死ぬから!」と気遣う。
これまで撮影隊は2人脱落しており、前川氏は「僕は頑張ろうと思ったんですけど、全然ダメでした」と悔し涙。標高5000メール超の場所で無理は禁物。その後、たまたま出会った地元の人に運良く馬を借りることができ、前川氏は乗馬で先に峠の頂を目指した。
▼ナスD、マイナス15度の中で野宿の大ピンチ? ヒマラヤの危険すぎる夜の下山
ようやくヌマ・ラ(峠)を超えたと思いきや、峠の頂はまだまだその先にあった。再び5200メートル級の峠越えをすることとなったが、休みなしで10時間歩き、遂に峠の頂にたどり着いた。ここにたどり着くまでにかなりの時間を費やしてしまったため、撮影隊は急いでキャンプ地のトッキュー村を目指さなくてはならない。
しかし、ここでナスDはある不安を感じていた。体力も限界に近づき、マイナス10度以下で野宿の可能性も出てくる中、ナスD一行はトッキュー村に辿り着けるのだろうか。
▼ナスD、天空のヒマラヤ部族に取材交渉…差し出したのは?
ドゥネイ村を出発してから13日目、ついに旅の最終目的地のティンギュー集落に到着した取材班。今回の旅の目的は荷物や食料の運搬で、2カ月後に訪れる冬の取材の為の下準備だ。
厳冬期~越冬のドルポは命の危険も伴う環境だ。取材を受けるのは村人たちにも多大なリスクがあるため、交渉は重要となる。はたして、ナスD一行が用意した“交渉材料”とは?
▼“兄弟で1人の嫁を共有” ナスDが「一妻多夫」の夫婦関係を取材
道中を案内してくれたティンギュー集落出身のヌルブ・グルン氏は、世界的にも珍しい一妻多夫の夫婦関係だという。一体どのような生活を送っているのか、確かめにヌルブ氏の自宅に向かうナスD。
ご家族は取材班を温かく迎えてくれたが、ナスDは家の中に流れる微妙な空気を感じていた。はたして取材の結末はいかに……?
ネパール奥ドルポで幾多の峠を越え、ついに辿り着いたヒマラヤ最奥の集落・ティンギュー(90世帯 約500人)。取材を続けるナスDの元に1本の電話が入る……。一体、次はどこへ向かうのか?
ABEMAでは「ナスD大冒険TV」のエピソードを全話配信中。引き続き、ナスDの活躍をお見逃しなく。