ABEMAで毎週放送されている『スピードワゴンの月曜The NIGHT』。2020年6月に、2週に渡って放送された「日本縦断 リモート怪談SP」では各地方を代表する怪談師が選りすぐりの怪談話を披露した。今回は、その中でも最恐の話を6つ厳選。閲覧時は背後に注意…!
道に落ちていた花束の正体
怪談師のチカモリ鳳至氏(北陸中部代表)は、とあるYouTubeの動画を撮るために幽霊の目撃例があるところに行ったところ、道に落ちている花束のようなものを発見。
何気なく写真に撮ったものの「動画には使えない」と判断をして、削除を試みたが、何度削除をしても写真のデータは消えなかったそう。しばらく放置をしていたが、カモリ氏の知人で霊が見えるという人物に「なんか、ヤバイ写真を持ってないですか?」と、ある日突然言われたという。
写真のことを忘れており、思い当たるフシがなかったチカモリ氏はカメラロールを確認したところ、例の写真が目に入ったそう。すると霊が見えるという人物は「この、ラップに包んだ髪の毛はなんですか?」と、衝撃の発言を繰り出したとのことだ。数日後、チカモリ氏の自宅で起きた怪奇現象とは…。
怪談師も逃げ出す心霊スポット「宇土殺」
怪談師・悠遠かなた氏(四国・九州代表)は「宇土殺」と題した自身の体験を披露。「宇土殺」はとある廃屋の通称で、およそ40年前に起きた殺人事件の現場とされている。
現地に赴いた悠遠氏は、定点カメラを玄関先に置いて撮影を開始。玄関先立っていたところ、周囲からいくつもの足音が聞こえ、ついには家の中からも足音がして通り過ぎて行ったという。悠遠氏は恐怖のあまり、廃墟から逃げ出したと話した。
なんとか帰宅した悠遠氏だったが、次の日の夜から不可解な現象が身の回りで次々と起こるようになったという。
関西最恐怪談「京都幽霊マンション」
「京都の幽霊マンション」と題した怪談話を披露した中山市朗氏(関西代表)。京都に現存するマンションの話だそうだが、登場する女性の名前を「この名前を聞きたくない人は耳をふさいでください」と忠告。この名前を聞くと霊障(霊現象などで起こる身体の異変)が起こる人もいるため、とのことだ。
しかし最初こそ忠告したものの、その後は特に事前に知らせることもなく、怪談話の中で女性の名前がポンポンと飛び出す展開に。
怪奇現象が頻発するドラッグストア
北海道代表の怪談師・匠平氏は「ドラッグストアのカメラに…」というタイトルの怪談を披露。ある日、とあるドラッグストアの店員男性が店内を走り回っている子どもを注意をしようとしたところ、話しかけた途端に子どもが消えたのだそう。他にも、子どもの「足だけ」が店内をさまよう姿を見ることもあるという。それだけではなく、誰もいないはずのバックヤードから話し声が聞こえるなどの現象も起こっているとのことだ。
さらに、バイト終わりに一緒に着替えをしていた同僚が「防犯カメラの映像おかしくない?」と、モニターを指さしていたため確認をしたところ「白い何かが出たり入ったりを繰り返している」様子が映されていたそう。実際に番組で問題の動画を確認してみると…
沖縄の奇祭で起こった怖い話
怪談師・上里洋志氏の出身地である宮古島のある地域では、村で選ばれた男性が全身に装飾を施して仮面を被り、泥を村の人たちに塗り付ける奇祭があるという。塗られた人にはご利益があるとのことで、これは全国的にも有名な祭りだ。
その祭りに中学生ぐらいのころから参加をしていた上里氏は、何年かに一度仮面を被った男性の他に、全身を真っ白に塗りたくった「おじさん」を見かけることがあったそう。特には気にしていなかったが、数年後に祭りが行われるタイミングで先輩から「『白いおじさん』を見たら絶対に俺を呼べ。そいつは見ちゃいけないやつらしいんだ」と、告げられたという。
ある年の祭りで「白いおじさん」を発見した上里氏。居場所を先輩に報告したところ、先輩は「白いおじさん」のもとに向かったきり、そのまま行方不明に。一週間後に発見された先輩のその後とは…。
夕暮れ時のお祭りで目撃したのは…
悠遠かなた氏(四国・九州代表)は「夕暮れ時のお祭り」という怪談を披露。夏のある日、海沿いの街を車で訪ねたAさんは、反対車線の奥の方に明かりが灯っているのを見つけた。近づいてみるとそれはお祭りの明かりだったそうだが、反対側から年配の女性が運転する軽トラックが走ってきて「ブン!」とエンジンをふかしてお祭りのエリアに突っ込んでいったのだという。
Aさんは思わず目をそらしたが、衝突音や悲鳴といった音は全く聞こえず、「あれ?」と思って反対車線に目を向けると、年配の女性はニヤッと笑い、軽トラックは人だかりを突き抜けて走り去っていったという。事務所に戻って上司に報告したところ、投げかけられたのは予想にもしない言葉だった…。