『ラストアイドル ～ラスアイ、よろしく！～』（テレビ朝日系・金曜深夜1時20分～ ※一部地域を除く）の中で、2期生アンダーの白石真菜が特集された。
【映像】ラスアイ白石真菜が腰を床に強打するシーン（8分30秒ごろ～）
今回から番組では、「ラスアイ殺陣（たて）プロジェクト アナザーストーリー」と題した企画が展開。メンバー1人1人にフォーカスを当て、特集していく。その2人目として白石が登場した。
11月4日にリリースされたラスアイ9thシングル「何人(なんびと)も」。今回の売りは殺陣（たて）とダンスの融合だ。そのパフォーマンスを習得すべくメンバーたちはおよそ3カ月間にわたり殺陣と向き合ってきた。
しかし、蓋を開けてみると白石の殺陣習得の期間は逆境と不幸に見舞われた日々だった。練習初日、指導者の田渕景也氏から受け取った重たい木刀が白石を苦しめることに。握力も腕力もない彼女は木刀を上手に振ることができない。練習後は少しでも振りやすくするため、木刀を手入れした。持ち手を丸くすることで、握りやすくなるのだという。
2回目の練習では早速クラス分けテストが行われたが、白石は親知らずの治療のため欠席。その結果、白石はA～Cランクの中で1番下のCランクに振り分けられた。
このまま上達しなければ前シングル「愛を知る」で手に入れた選抜メンバーの座を明け渡す可能性も。遅れを取り戻そうと焦る白石。だが、強い思いとは裏腹に体がついていかない。足にできたマメの痛みに我慢し練習を続けていると、その状態は悪化するばかり。結果、殺陣のすり足を覚えるために行っていた練習も、1人だけ靴を履いて行うこととなった。
さらに急な貧血により練習を休まざるを得ない時期もあった。田渕氏はそんな姿を目の当たりにし「白石は厳しいですね……」と正直に明かしていた。そんな中、選抜メンバーとの入れ替え戦が行われることが決定。「何もかもが上手くいかない」「本番に自分は参加できないのでは」と弱気な思いが白石の頭の中にあった。
しかし、とことん追い詰められたからこそ、白石の心の中にある変化が起きた。「人と比べて落ち込むよりも、自分のできる限りをやろうと思っている。気合ではみんなに負けないように」と、開き直りにも似た強い思いが心に宿ったのだ。
下克上バトルの審査を目前に控えた練習、メンバー全員が緊張で強張る中、他のメンバーより明らかに大きな声で剣を振る白石の姿がそこにはあった。すると、田渕氏から初めて称賛の声を掛けられた。これを機に白石の体のキレは上がった。
そして下克上バトルの対象者を決める日、審査を終えると田渕氏から「白石格好よかった。できるじゃないか」と高評価をもらい、見事選抜の座を掴んだ。しかし、最後の最後に、またしても不幸の連鎖が彼女を襲う。
それは殺陣プロジェクト本番11日前の練習での出来事。殺陣稽古の最後でバランスを崩した白石は、そのまま腰を床に強打してしまった。殿部を打撲し、体には仰反るほどの痛みが走った。
今回の殺陣プロジェクト、誰よりも逆境続きだった白石。その困難を小さな体で跳ね返し、最後の全体練習には決死の思いでカムバック。見事に剣士を演じ切って見せた。本番を終えて白石は「（本番は）こんな一瞬で終わっちゃうなんて……でも達成感がすごかったです。この3カ月、人生の中でも良い経験ができたと思います」と涙を流した。
VTRが終わり、スタジオで田渕氏は「“不幸”の連続みたいになっているかもしれないけど、彼女はいつも笑顔でした。腰から倒れたときも僕が駆け寄ったら笑っている。だからただちょっと滑って転んだだけなのかなと思ったら、動画を見てみると、“がっつり腰から落ちてる”って分かって……」と振り返る。その後で「あれも他の子だったら泣き出していたかもしれないけど、彼女の性格の良さや明るさというのは、確かにみんなの勇気になっていたんですよ」と評価すると、白石はうれしそうな笑顔を浮かべていた。
ひたむきな姿で数々の逆境を乗り越えた白石。その様子はABEMAビデオで配信中。
（「ラスアイ、よろしく！」#56 より）
（C）ラストアイドル製作委員会
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