竹中平蔵氏「日本のために一生懸命にやる人だから頑張れる」橋下氏「和泉補佐官は本当に仕事ができる人」菅総理の霞が関人事を語る
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 11月28日のABEMANewsBAR橋下』に経済学者の竹中平蔵氏が出演、菅総理との関係について話した。

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 10月の外遊後、菅総理に「外遊すばらしかったですね。おめでとうございます。特にファーストレディーの奥様のご活躍がものすごく評判良かったですよ」と話しかけたという竹中氏。「菅総理はニコッと笑っておられた」と明かした。

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 そんな竹中氏が菅総理と出会ったのは、小泉政権下で金融担当大臣を務めていた頃だったという。

 「私が不良債権問題をやってボコボコに叩かれていた時に、中堅の国会議員4、5人が集まって、私を励ますランチ会、竹中の“竹”を取って“バンブーランチ”をやってくれた。その時に集まってくださったのが、河野太郎さん、世耕弘成さん、山本一太さん、そして菅さんだった。その後、私は総務大臣に就任したが、総務省は霞が関の中でも大きな役所の一つで、所管する範囲がものすごく広い。法案が郵政民営化を軌道に乗せること、そして通信と放送の融合のブループリントを描くことに専念したかったので、“あとのことは人事も含め、全てお任せする”と、副大臣になった菅さんにお願いした。見事にやってくれた。ふるさと納税が始まったのもその時だが、あれも菅さんの力だ。一つの制度を作るのは大変なこと。一点突破力がすごい。だから当時の総務省の役人は、私の方ではなく菅さんの方を見ていた」。

 橋下氏は「そして菅さんも第一次安倍内閣で総務大臣になられた。ふるさと納税などをすすめて、いよいよNHK改革をという時に、残念ながら安倍さんが体調不良で退することになった。もし内閣が続いていれば、ガンガンやっていたと思う。一方で、ふるさと納税に反対した官僚もいたし、菅さんのことを批判していたメディアやコメンテーターもいた。今もそうだが、人事についても“反対する奴を飛ばすのか”と言われていた。もちろん様々な意見はあっていいが、ああいうマネジメントをしないと、ふるさと納税のような制度は実現できない」と指摘。

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 竹中氏も「おっしゃる通りだ。例えば最も強力な役所である財務省の中でも強いのが主計局だが、その局長は菅さんの元秘書官だ。内閣府に3つある経済分野の局長ポストのうち、経済対策を中心になって取りまとめる第一統括官・第一局長(政策統括官)も、実は菅さんの元秘書官だ。これはえこひいきとかではなく、ちゃんと能力を見て配置している。そして菅さんに仕えていた人も、菅さんが日本のために本当に一生懸命やっているということを知っているから頑張れる」と話した。

 橋下氏は「安倍政権から続投している和泉洋人総理大臣補佐官についても、僕は市長時代に仕事をさせてもらったことがあるが、本当に仕事ができる人だ。人事では好き嫌いということよりも、能力をちゃんと見て配置されているのだろう。僕は霞が関の組織運営に興味があったから、菅総理が官房長官時代に食事の席で質問させてもらったことがある。本当はあまり良くないことだが、国家I種試験に受かったキャリアとそうじゃないノンキャリアのヒエラルキーがある。そこで菅さんは“ノンキャリアでも頑張ればここまでいけるんだということを見せないと”と、それまではノンキャリアの人は就けなかったようなポジションに抜擢した。やはり組織を動かす人事にはものすごくこだわっているし、だからこそ批判も出てくる」とした。(ABEMA/『NewsBAR橋下』より)

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