11月29日に放送されたABEMA「情報最前線!アニメンタリー!」で、10月より放送中のアニメ「体操ザムライ」の最終話のアフレコ現場に潜入。大物声優もガヤに参加する様子や、音響監督の知られざる役割が明かされている。
同番組は、声優の浪川大輔と、メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のリョウガがMCを務め、今注目の「アニメ最新情報」や「制作現場の舞台裏」など誰もが気になる、アニメの“今”を発信する。11月29日に放送された回では、「体操ザムライ」の清水久敏監督がゲスト出演した。
間もなく最終話を迎える「体操ザムライ」。番組では、最終話のアフレコ現場に潜入した映像も初公開された。声優たちが熱演を披露する一方、彼らに声が聞こえないスペースでは、スタッフたちが演技に対して感じたことを率直に語り合っている。その上で音響監督が「『なくもない』に『……』がある感じ」などの指示を声優たちに伝えていった。また、主人公役を演じる浪川、天草紀之役を演じる堀内賢雄といった主役級のキャストたちがガヤに参加する一幕もあった。
VTRが終わり、リョウガは「ピリッとした雰囲気だと思っていましたが、意外とゆるい感じ。良い空気感でやっていらっしゃるんだなと思った」と素直な感想を述べた。清水監督は、「あれくらい楽しくやってもらっている方が良いかなと思う。ピリピリしたときもあるけど、それが続くと疲れちゃう。あと、(意見を)言い出せない空気にならないように、風通しの良さがあると良いんじゃないかと思っている」とアフレコ現場の雰囲気づくりについて自身の考えを語った。
リョウガは、有名声優たちがガヤに参加しているのも驚きだったらしく、「気づかないものですね」とコメント。浪川いわく、ガヤは基本的にアドリブで、一発で録り終えたいものだそう。「わっとアドリブで出た瞬間が楽しかったりする。2回、3回とガヤをやるのは、戦闘シーンくらい」とアフレコの裏側を明かした。リョウガは「ガヤのフリー素材とかがあるのかと思っていました」と感心していた。
アフレコ現場では、監督はキャストに直接指示を出さず、代わりに隣の音響監督が指示を伝える。浪川は「ちょっとマニアックな話なんですけど」と前置きし、「役者の癖を見抜いて、その人に合う言葉選びで、監督のダメ出しを伝えている」と音響演出の役割を解説。「だから監督と音響監督の相性って大事だと思う」と続けた。
(ABEMA/情報最前線!アニメンタリー!より)