女優・松本まりかが4日、都内で写真集『MM』の発売記念イベントを行った。
現在36歳で、今年芸歴20年目。飛躍の2020年を松本は「ミラクルな年で夢の叶った年」と表し「今私の人生が初めて彩を迎えた。こんなにトントン拍子でラッキーなことがあるんだなと思いました。悲観して生きてきた時期もあるので、人生って楽しいことがあるということを一番感じられた1年でした」と苦節を吹き飛ばす笑顔で語った。
本書を企画するにあたり「レタッチをしないで、修正をしないで、というオーダーを出した」といい「普段のグラビアだったら肌の質感などがレタッチされて綺麗なお人形のような顔になるけれど、今回は血管やシワ、毛穴などリアルなところは残そうと思った」と無修正にこだわり。その理由について「信じられないくらい沢山のお仕事をいただけるようになった、その走っている躍動感や今の状態を残したかった。多忙のさなかが収められています」と明かした。
目指した方向性は「ポップ、ハッピー、ユーモア」。ドラマではミステリアスな女性を演じることが多いために「そんな私のイメージとかけ離れた、予想を裏切るような面白いことをしたかった。トリッキーな役柄の多い私のイメージにないものはハッピーかな?と思って、セクシーというよりもポップにハッピーにユーモアを交えた表情を意識した」と狙いを解説した。
実はヒップラインがコンプレックス。それを克服するべく本書ではヒップラインを強調した写真も多数収録しているという。「ヒップは自分の中では見せたくない部分で、今までは写らないように撮影をしてきました。でも今回の写真集では自分に何かを課したいと思って、コンプレックスをさらす勇気を自分で持ちたかった。コンプレックスであるヒップを頑張ったのが、挑戦できたところ」と胸を張っていた。
テキスト:石井隼人