レジェンド騎手の藤田伸二、有馬記念の勝利の瞬間を振り返る「男泣きしました」
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 5日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、レジェンド騎手の藤田伸二が有馬記念に勝利した瞬間の喜びについて語った。

 この日は「レジェンド騎手藤田伸二ガチンコトーク 競馬界の真実」と題して、累計勝利数1918勝、重賞通算勝利93勝、フェアプレー賞、特別模範騎手賞など数多くの記録を打ち立てたレジェンド騎手の藤田がリモートでゲスト出演し、忖度なしのトークを展開。

 竹山は1997年にシルクジャスティスとのコンビで藤田が有馬記念を制したことについて触れて「あのときは勝てる自信があったんですか?」と問いかけると、藤田は当時のシルクジャスティスは3歳だったとして「ディープ(インパクト)でも成し遂げなかった3歳で有馬記念に勝つというのをシルクジャスティスが成し遂げたのはすごいこと」と振り返った。

▶映像:藤田伸二、有馬記念‘97を振り返る(19分頃~)

 有馬記念以前に何度もシルクジャスティスに騎乗をしてきた藤田だったが、菊花賞といった重賞で1番人気になることがありながらも1位をとることができず、藤田は「『この馬はG1勝てるんだよ』と言い続けながらも負け続けてきた」と振り返る。

 そして「『負けたら自分をクビにしてください』っていうぐらいの覚悟で挑んだ有馬記念だった」と、並々ならぬ想いでレースに挑んでいたことを明かして竹山を驚かせた。

 藤田は「それで俺とジャスティスがうまいこと“かみ合った”」と勝因について語ると「殴られたりしても泣かないんですけど、ジャスティスのときだけはポロッとうれし涙が出ました。そのときは男泣きしました」と、勝利の瞬間は格別の喜びだったという。

 「この馬はG1に勝てるんだ」と証明できたことが大きかったそうで、藤田は「たくさんG1勝たせてもらっているなかでも、思い出深いレースのなかの1つではあります」と締めくくっていた。

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