5日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、レジェンド騎手の藤田伸二が、騎手ならではの幸せな瞬間につい手語った。
この日は「レジェンド騎手藤田伸二ガチンコトーク 競馬界の真実」と題して、累計勝利数1918勝、重賞通算勝利93勝、フェアプレー賞、特別模範騎手賞など数多くの記録を打ち立てたレジェンド騎手の藤田がリモートでゲスト出演し、忖度なしのトークを展開。
「『競馬っていいなあ』と思ったことは?」という問いかけに、藤田はシルクプリマドンナ、ヒルノダムール、フサイチコンコルドといった、騎乗をしてきた名馬たちを挙げて「デビューをする前から自分で調教もつけさせてもらった馬が、期待通りにG1まで勝ちあがってくれたときというのは、本当になんとも言えない思いになる」と回答した。
▶映像:藤田伸二が語る騎手として幸せな瞬間(1時間17分頃~)
理由については「『レースでの背中』というのは僕しか知らないじゃないですか。だって『ディープインパクトの背中』なんて、武豊さんしか知らないわけですよ」と解説。
「調教でもいいから『どんな背中なのかな? 乗ってみたいな』というのはあるけれども『レースで乗ってみたい』という願いはかなわない。そういうのはやっぱり、自分が作り上げてきた馬がG1にこだわらなくても、自分とのコンビで勝てた重賞まで勝てたというそこまでの経緯が、一番思い出深い。“相棒”というか、そういう風になりますよね」と、格別な想いがあることを明かした。
「『この馬の背中は俺しか知らないだろ』という馬のほうが価値があるんですね。騎手冥利に尽きるという。引退まで一緒にコンビを組めた馬に、G1に勝ったら引退式もしてくれるので、そういうときには『いいなあ』と思いますね」と、騎手ならではの想いを語った。
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