2020年10月12日・13日のラストライブ「THE LAST LIVE」をもって欅坂46としての活動に幕を下ろし、翌日10月14日より新たに活動をスタートさせた櫻坂46が、1stシングル『Nobody's fault』の発売に先駆けて、「デビューカウントダウンライブ!!」を無観客にて開催し、全国の映画館でライブビューイングを行った。
「デビューカウントダウンライブ!!」は、CDリリースという再出発の日に先駆けて初のライブパフォーマンスを“約束の地”とも言える、東京国際フォーラム ホールAにて開催。同会場は2016年3月に、欅坂46として「デビューカウントダウンライブ!!」を行い、“約束の地”となっている。このイベントは残念ながら無観客での開催だが、全国117館の映画館でライブビューイングとして上映。全国各地のファンが歴史的瞬間を共感すべく約38,000人が映画館に集結した。
定刻になるとOPENINGのVTR、そして新たに制作されたOVERTUREが流れる。無観客ではあったが、観客のコールが響く、ファンと共に創り上げる楽曲になっている。OVERTUREが流れると白い衣装に身を包んだ14人がステージに現れた。1stシングルの表題曲「Nobody's fault」を早速披露。衣装のスカートを使ったダイナミックなパフォーマンスで、女性らしい可憐さと力強さが表現されている。森田ひかるがセンターを務める「ブルームーンキス」「最終の地下鉄に乗って」を披露し、森田ひかるが代表して本日の思いを述べた。
別の衣装を纏ったメンバーがリズムに乗せて登場し、シンクロするダンスで映画館のスクリーンを盛り立てると、櫻エイトの8人も衣装を変えて今度は全員でダイナミックなダンスを披露。藤吉夏鈴がセンターを務める「Plastic regret」「なぜ 恋をして来なかったんだろう?」をパフォーマンス。藤吉夏鈴のはにかんだ笑顔が印象的なシーンだ。
今シングル最後のパフォーマンス衣装を着用したメンバーがカメラに向かってアクションをしながら14人が集合すると山崎天がセンターを務める楽曲「半信半疑」と「Buddies」を披露。ステージ全体、身体全体を使ったパフォーマンスが魅力的な楽曲たち。1stシングル『Nobody's fault』に収録される全7曲を披露すると、26人のメンバーがそれぞれ本日の思いをカメラに向かって伝える。
全員が集まるとここで初めて櫻坂46のポーズを使った全体挨拶を初披露。「挨拶が初披露、OVERTUREも初披露して、スタートを皆で切ることが出来、ワクワクしています!」と1期生の菅井友香が全体の思いを述べた。今回はライブビューイングとしてのイベントで会場は無観客。「この会場には皆さんはいないけど、一緒にいるような感覚でステージに立てました。また皆さんと一緒に楽しみたいです。」と1期生の小池美波も思いを伝えた。
3曲センターを務めた2期生・森田ひかるは「新しい櫻坂として、こうやって初披露させて頂きました。今回はシングルに収録される7曲を披露させて頂きましたが、これから色々な楽曲に挑戦して櫻坂46としての幅を広げて、世界中の方に知って頂きたい」と決意を発すると、菅井から「実はこの日のために秋元先生が1曲書き下ろしてくれました!本当に暖かくて、皆さんと一緒に歌えるような曲になっていますので、是非皆さんも一緒に歌って頂きたいです!」とサプライズを用意。
グループのアンセムとなる新曲「櫻坂の詩」をスクリーン越しに全員で届けた。最後全員で見てくれているファンに挨拶をした後、桜吹雪の中ステージから退場していく。最後に渡邉理佐がステージで一礼をし櫻坂46の「デビューカウントダウンライブ!!」は幕を閉じた。いよいよ12月9日、1stシングル『Nobody's fault』をリリースし、ここから年末に向けて彼女たちの成長劇が楽しみだ。
撮影:上山陽介