俳優の岡田健史に密着したABEMA開局史上初となるオリジナルドキュメンタリー『MILLENNIAL /ミレニアル』が、12月10日(木)よる9時からABEMAにて配信された。デビュー2年目にして話題作に続々と出演し、若手実力派俳優としての道を着実に歩んでいる岡田。初のドキュメンタリー番組密着となった本作で、順調にキャリアを積んでいることへの率直な想い、ストイックな仕事観などを赤裸々に語っている。
▶映像:岡田健史「苦労知らずだとは言ってほしくない」順調なキャリアの裏に隠された苦悩と葛藤
『MILLENNIAL /ミレニアル』は、2000年代以降に成人を迎えた、もしくは迎える世代である“ミレニアル世代”に特化した、ABEMA初となるオリジナルドキュメンタリー番組。さまざまなステージで活躍する“ミレニアル世代”の若者に密着し、彼らの等身大の姿を同世代の視聴者に向けて届けていく。その初回を飾ったのが、今最も注目されている若手俳優の1人である岡田健史だ。19歳で福岡から上京し、すぐさまTBS系連続ドラマ『中学聖日記』への出演が決定。異例の大抜擢で一気に注目を浴び、デビューからわずか2年でブレイク俳優の仲間入りを果たした。
百戦錬磨の先輩俳優たちと並んで、岡田が存在できる理由はどこにあるのか。岡田がキーパーソンとなる役柄を演じた映画『望み』(公開中)でメガホンをとった堤幸彦監督は「顔の持つ強さ」を岡田の魅力として挙げた。「これ岡田だよねっていう確実な印をそこに残す。彼の残していった残り香というか、表情の残像というか。稀有な役者だと思いますね」
数多くの名作を手がけてきた堤幸彦監督からも高い評価を受け、まさに順風満帆という言葉がしっくり来る活躍ぶり。だが、「デビューしてから順調に来ていることを自分ではどう思う?」と質問された時、それまで穏やかだった岡田の表情が険しくなった。
「ラッキーに助けられている部分もあれば、むしばまれている部分もあって」。少し考えた後に口を開いた岡田は、さらにこう続けた。「見ようともしない人に『苦労知らずだよね』とか『幸せ者だよね』とは言ってほしくないです。僕にしかわからない苦しみというか辛さというか、それもたくさんあります」。そういった苦しみや辛さは「見せる必要はない」というのが岡田の考え。「もう乗り越えるしかない。ぶつかっていくしかないです」とキッパリ言い切った。
これまでも岡田は、困難から逃げることなく立ち向かってきた。この先もその姿勢を変えるつもりはないという。「今のところ僕、逃げたことないです。ごまかしたらごまかした自分を嫌いになると思うので。でもそれで僕はいいと思っているので。誰が何を言おうとこのスタイルは変えないと思います」。強い信念と志を持ち、役者という仕事に、人生に真っすぐ向き合う岡田。現在21歳の彼は、これからどんな役者へ進化を遂げていくのだろうか。今後が楽しみで仕方ない。
次回の『MILLENNIAL /ミレニアル』は12月17日(木)よる9時から配信。香港出身の父と日本人の母を持ち、型にハマらないスタイルが若者を中心に多くの反響を呼び、ルイ・ヴィトンのデザイナーも賞賛する注目のYOSHIに密着する。