「スケールが小さい」「主役には弱すぎる」ネルケプランニング会長が直々に演技審査、若手俳優たちへ厳しい評価『主役の椅子はオレの椅子』
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 俳優育成オーディションバトル『主役の椅子はオレの椅子』#13が、12月9日(水)夜10時~ABEMAにて放送され、来年上演される舞台に向けた主役審査がスタート。舞台を主催するネルケプランニングの松田誠会長が自ら採点を行い、多くの若手俳優に厳しい評価が突き付けられた。

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 『主役の椅子はオレの椅子』は、2.5次元ミュージカルを数多く手掛けるネルケプランニングとABEMAがタッグを組んで贈るオーディション番組。これまで放送されてきたオーディション合宿で舞台に立つ10人が選抜され、今後は10人の中から主役を決定していく。なお、主役の座を勝ち取った者は、堤幸彦氏が監督を務める映画の出演権を手にすることもできる。番組MCを務めるのは、尾上松也石田明NON STYLE)、生駒里奈HinaFAKY)。

即興で告白シーンを演じる主役審査に候補生10人が挑戦

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 19人で始まった2週間におよぶオーディション合宿は、熾烈な戦いの末に9人が脱落。舞台への出演が決定した10人の候補生たちは、主役審査に臨むため劇場に集合した。そしてこの日、オーディション合宿で講師を務め、舞台の演出も手がける丸尾丸一郎氏は、もう1人の審査員を紹介した。

 候補生の前に姿を現したのは、ネルケプランニングの代表取締役会長で、演劇プロデューサーの松田誠氏。候補生たちに緊張が走った。今回行われた主役審査は、サポートメンバーを大好きな女性に見立て、告白するシーンを即興で演じるというもの。舞台のセットはランダムに変更されるため、候補生たちは自分の番が来るまで、どんなシチュエーションかわからない。シビアなルールのもと、主役の座をかけた熱い戦いが繰り広げられた。

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 主役審査は、合宿でのランキングが下位の者から順に実施された。1人目は、第10位の森田力斗。照れながらも、募る想いをストレートに伝える様子を演じた森田だったが、演技を終えると松田会長から容赦ないダメ出しが飛んだ。「周りを巻き込む力がなければ主役にはなれない。今の森田くんでは弱すぎます」。松田会長が森田につけた点数は、100点満点中38点と厳しい結果となった。

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 第8位の松井遥己は、合宿中さまざまな課題を器用にこなしてきたものの、「それだけでは主役は掴めない」と指摘を受けていた。主役審査で成長した姿を見せたいところだったが、丸尾氏は「一言で言うと、特に見るものがない。ナチュラルに過ごしているだけでは他の役者に勝てない」とバッサリ。一方の松田会長は「芝居の方向はとても好きです」と称賛しつつ、「もっと大胆に勝負をかけた方がいい」とアドバイスを送った。

主役最有力候補の園村将司も厳しい結果に

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 第6位の河島樹来も、合宿中に課題とされていた個性を発揮できずに終わった。松田会長が河島につけた点数は42点。「もしこれが脇役のオーディションだったら70点つけたと思う」と演技力そのものは評価しながらも、「だけど今は主役を選ぼうとしている。主役になるためのイメージを膨らませないと、主役を掴めない」と苦言を呈した。

 そして、合宿では不動のトップを誇っていた園村将司も、満足な結果を残すことはできなかった。丸尾氏は71点と比較的高い点をつけながらも「今持っている園村のスキルを壊して、ぶつかるという作業を早くしていかないと、この大きさで固まってしまうんじゃないかという怖さがある」とコメント。

 松田会長は「とても丁寧なお芝居だし、上手だなと思いました」と評価する一方で、40点という辛口な点数をつけ、「スケールが小さい」と指摘。「お芝居のスケールも小さいし、世界観も小さい。イメージも小さい。もっと大きな世界観をイメージして勝負に臨んでもらいたい。今1位にいる園村くんなので、あえて厳しい点数をつけさせてもらいました」と述べていた。

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 次回はいよいよ、主役決定前最後の審査が行われる。最後の審査は「1分間で自分を表現する」というもの。果たして10人の候補生たちは、実力を発揮することができるのか?『主役の椅子はオレの椅子』#14は、12月16日(水)夜10時~放送。なおABEMAビデオでは、舞台に立つ10人の合宿初日のインタビューを公開中。さらに『主役の椅子はオレの椅子』公式ブログでは、19名の若手俳優が合宿中の心境を赤裸々に綴っている。

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舞台に立つ10名。今振り返る「合宿初日インタビュー」
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