14日深夜、『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、微動だにしない状態でオスを待つというミノムシのメスの生態についての解説があった。
この日は「動物から宇宙人まで! 世にも奇妙な『交尾SP』」と題して、動物たちの珍しい交尾から宇宙人の交尾(?)といった多岐にわたる交尾事情について、ゲストに『つがい動物図鑑』などの著者である丸山貴史氏と、ゆにばーす・はら、TOCANA編集長の角由紀子氏をゲストに招いてトークを展開した。
「いま語りたい交尾」というテーマで丸山氏は「死ぬまでオスを待ち続けるミノムシの交尾」と、ミノガの幼虫を指すミノムシの生態について解説。ミノムシはミノの中で成長をして、オスは外を飛び回るようになるが、メスはその状態のまま成虫になるという。
そこにオスが飛んでやってきて交尾をし、内部の半分ほどは約2000個の卵で埋め尽くされているそう。飛ぶ必要のないメスは成虫になっても足、羽はなく、目も退化しており、口からフェロモンを出してオスを呼び寄せるのだという。
一方で成虫になったオスには口がなく栄養を補給しないために短命で、丸山氏が「『大人になったら子どもを作って死にましょう』みたいなタイプ」とミノムシの壮絶な一生を明かすと、小沢一敬は「へー!」と感嘆の声を漏らしていた。
また、メスはほとんど動かない状態でいることでエネルギーの消費を抑え、一般的にチョウが生む卵が200個くらいのところ、ミノムシは2000個と多くの卵を育てることができるのだと、メリットについて補足をしていた。


