2022年夏には満杯に…福島第一原発の処理水保管の現状とは
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 19日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、福島第一原発で増え続けている「処理水」の現状が明かされた。

 この日は「福島原発トリチウム処理水 海洋放出に賛成? 反対?」と題して、事故からまもなく10年が経つ福島第一原発から発生した「汚染水」を処理して専用タンクに保管されている「処理水」を最終的にどうすべきなのかについて、衆議院議員の細野豪志氏やアップアップガールズ(2)・高萩千夏をはじめ、関係者たちをゲストに招いて議論を交わした。

 番組冒頭で竹山は「処理水」について、除去できずに残った放射性物質「トリチウム」は自然界にも存在しており、「濃度が低ければ人体には無害と言われている」と説明。原発が稼働しているならばどの国でも「処理水」は大気に蒸発をさせたり海に流している現状があると語った。

▶映像:福島原発の処理水保管タンク、現在の様子をVTRで紹介(35分頃~)

 「汚染水」は現在でも発生しているが、かつては1日540トンだったものが対策をしたことによって、1日150トン程度まで低減。減らしてもなくすことができない「汚染水」から、トリチウム以外を除去して処理水として保管している。

2022年夏には満杯に…福島第一原発の処理水保管の現状とは
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 番組では福島第一原発の敷地内にあるという「処理水保管タンク」のVTRを紹介。映像では「約118万立方メートルの処理水を保管しています」と表示されており、竹山は「福島原発敷地内に千基以上設置されておりますが、現状は1週間で1基が満杯になるというペースで処理水はこのなかに増え続けています」と、2022年の夏ごろにはすべてのタンクが満タンになる試算が出ていることを解説した。

 数日前に福島に訪れた細野議員は「敷地の外から見ると、もう原発よりも目立つくらいタンクが並んでいる」と説明をして、タンクを保管に関連して死亡事故が起きるなど多大な犠牲が払われいることについて「我々もちゃんと認識をしておくべき」と訴えかけていた。

福島原発トリチウム処理水 海洋放出に賛成? 反対?
福島原発トリチウム処理水 海洋放出に賛成? 反対?
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