「毎日泣いていた」世界が熱視線を注ぐ20歳のバレエダンサー・永久メイの大きな挫折
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 世界的な注目を集めるバレエダンサー・永久メイ(20)に密着したABEMA開局史上初となるオリジナルドキュメンタリー『MILLENNIAL /ミレニアル』が、12月24日(木)よる9時からABEMAにて配信された。ロシアの名門バレエ団に所属し、今年3月に公演された「ロミオとジュリエット」ではジュリエット役を任された永久。しかしここに至るまでには、大きな挫折を経験していた。

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 『MILLENNIAL /ミレニアル』は、2000年代以降に成人を迎えた、もしくは迎える世代である“ミレニアル世代”に特化した、ABEMA初となるオリジナルドキュメンタリー番組。さまざまな分野で活躍する“ミレニアル世代”の若者に密着し、彼らの等身大の姿を同世代の視聴者に向けて届けていく。24日に配信された第3回は、ロシアの名門バレエ団「マリインスキー・バレエ」に在籍する、日本人初のソリスト・永久メイに密着。「ロミオとジュリエット」の主役に抜擢された彼女の挑戦を見つめた。

 「ロミオとジュリエット」の練習期間は1ヶ月半ほど。その間永久は、他の演目の舞台にも立ちながら特訓を続けてきた。いよいよ本番を明日に控える中、ナーバスな感情が永久を襲う。「昨日に比べたら疲れはまだマシなんですけど、すごい体の疲れ感じますね。もう少し気持ちを整えないといけない」。朝のレッスンを終えた後、永久は笑顔の中に緊張をにじませながら、率直な心境を語った。

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 気持ちが不安定になると、不測の事態が起きることもある。昨年永久は、足と腰の怪我に悩まされた。「去年は怪我してしまったので。踊っていないと疲れないので全然寝られなくなっちゃうんですね。それですごいストレスが溜まっちゃいましたね」と永久。骨折するほどの大怪我ではなかったものの、踊ることを断念せざるを得なかった。「こっちで怪我しちゃうと一人になるじゃないですか。本当に毎日のように泣いていましたね」と、辛かった当時のことを回顧。母親からは帰国を勧められたが、永久は「もうちょっとだけ、もうちょっとだけ。あと1週間で良くなるかもしれない」と辛抱した。

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 だが、その一方で「最後には早く日本に帰りたいと思いました」と本音を吐露し、素直な笑顔を見せる。負けず嫌いな性格という永久だが、強がることは決してしない。それもまた彼女の魅力であり、ステージで輝きを放つ理由の1つなのかもしれない。

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