今年も様々なテーマを扱ってきた『ABEMA Prime』(月~金、午後9時~)。レギュラーコメンテーターとなって3年目を完走した宇佐美典也氏は元経産官僚のコンサルタント、さらには2児の父でもある子育て世代として、積極的に発言してきた。
年末を迎えるにあたり、コロナ禍に見舞われた2020年について尋ねると、「子育てにひたすら悩んだ一年でしたね。子どもが遊ぶ場所、遊び方が制限される中で、どうやってストレスを溜めないでもらうか本当に悩んだ」と振り返り、リモートで出演することもあった『ABEMA Prime』には、「シャッフルでレギュラーコメンテーターが3人になってだいぶ話しやすくなった。あとは、例えば賛成に偏りがちなテーマの時もあるので、スタジオでは賛否の人数をなるべく揃えてほしい。そちらの方が議論も対立構造になって充実すると思います」とリクエスト。
印象深かった特集企画を尋ねると、「まず、同性婚の企画です。この時の発言がきっかけでLGBTのシンポジウムに呼ばれ、議論が深められました。個人的に“イエの継承“のような保守の概念から同性婚をどう理解するか、という点が面白いと思っています。それからNIKEのCMの問題。もっとタブーに切り込むような話をしてもいいと思います。公明党の山口代表がスタジオに来られた回もありましたが、公明党が何を考えているか、どういう政策決定の仕組みがあるか、ということは掘り下げがいのあるテーマだなとも思いました」。
また、来年議論してみたいテーマについては「おそらく来年は出生数がガタ落ちすると思うので、やっぱり少子化対策の議論をしてみたいです。オムツを替えたり、洗濯をしたり、保育園の送り迎えをしたり。そういうことを日々やっている親目線の情報を、わかっていない政治家にインプットする機会にしたいですね。あとは原発や核燃料サイクルとグリーン化の関係、地銀の再生については議論しておかないといけないと思います」と話していた。
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