俳優の中川大志が26日、都内で行われたアニメーション映画『ジョゼと虎と魚たち』の公開記念舞台挨拶にお笑いコンビ・見取り図（盛山晋太郎・リリー）と参加した。
今年熱中したものを聞かれた中川は「フェイスシールド」とコロナ禍での撮影時の必須アイテムを挙げて「最初の頃は夢に出てきてうなされるくらい慣れなかったけれど、そこから数カ月経って、今では色々な種類のフェイスシールドがあるので、それを夢中になって見ていました。人間って本当に慣れるものですねぇ」とニューノーマルにシミジミしていた。
2003年に妻夫木聡&池脇千鶴主演で実写映画化もされた、芥川賞作家・田辺聖子による小説「ジョゼと虎と魚たち」をアニメーション化。幼い頃から車椅子のジョゼ（清原果耶）と大学四年生の恒夫（中川）のラブストーリー。
声優として出演している見取り図との初対面に中川は「ようやく長髪とデザインパーマに出会えた」と『M-1グランプリ2020』でのイジリネタで歓迎し「自分も見取り図のような気持ちで『M-1』をテレビの前で応援していました。感動したし、笑えたし、ようやく会えて嬉しい」と喜色満面。それに盛山は「少女漫画から飛び出てきたような人。最初タキシード仮面かな？と思った」と中川のルックスに見惚れて、リリーも「目が合ったら男でも顔が赤くなる」と照れていた。
駅員役でセリフは一言というリリーは「20テイクくらいやらせていただき、監督からありがたい言葉をいただいた。『もう少し上手くできませんか？』と。それを乗り越えて完成したので思い入れ深い作品です」と熱演報告。すかさず盛山から「真正面からシンプルに言われたね！ていうか一言の奴が舞台挨拶に立つな！」とツッコまれていた。
テキスト・写真：石井隼人
