SAINT LAURENT presents ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』が2021年1月8日(金)より、シネマート新宿、アップリンク吉祥寺、シネマート心斎橋ほかにて全国順次公開される。この度本編映像とギャスパー・ノエ監督からコメントが届いた。
アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド、サンローランのクリエイティブディレクター、アンソニー・ヴァカレロが「様々な個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」。
ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』はそのプロジェクト作品として制作され、2018年カンヌ国際映画祭監督週間にて芸術映画賞を受賞した『CLIMAX クライマックス』に続き、2019年同映画祭ミッドナイトスクリーニングにて上映。絶賛・酷評の賛否両論を巻き起こし、ギャスパー・ノエはあらためて唯一無二の個性を見せつけた。
主演を務めるのは『ニンフォマニアック』のシャルロット・ゲンズブール、『ベティ・ブルー』のベアトリス・ダルに加え、『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』より女優業にも進出するモデルのアビー・リー・カーショウや、ミカ・アルガナラズ、ルカ・アイザック、ポール・ハメリンといったトップモデルらも出演している。
赤く染まった空を背景に、火を持つ群衆、そしてサングラスをかけて柱に縛られる主演のシャルロット・ゲンズブールと二人の女性。怒号が飛び交い、徐々にカオス状態になる中、ベアトリス・ダル監督による磔のシーンの撮影が始まる。ベアトリスとシャルロットは火と氷ですねという質問に、ギャスパー・ノエ監督は「それがいいですよね。彼女たちはそれぞれにとても強い個性があります。奇妙なのは、最終日にあのような演技が出てくるとは思っていませんでした。シャルロットの磔姿を見た時といったら!本当に凄かったです!そしてベアトリスがわめき出して、スタッフに『彼女にカメラを向けて!』と叫びました。私ですら、映画がどのような結末を迎えるか分かりませんでした。本当のことを言うと、エンディングがあんなに良いものになるとは思っていませんでした!トランス状態の女優二人が、私すら予期していなかったこれらのサイコなシーンを作り上げたのです!」と大絶賛している。
※なお配給元は、「光に対して敏感なお客様がご覧になられた場合、光の点滅が続くなど、光感受性反応による諸症状を引き起こす可能性のあるシーンが含まれております。ご鑑賞頂く際には予めご注意下さい」と注意を促している。
ストーリー
女優ベアトリス・ダル監督デビュー作の撮影現場。魔女狩りが主題の映画で主演を務めるのはシャルロット・ゲンズブール。この日は磔のシーンが撮影される予定だが、ベアトリスを監督の座から引き下ろしたいプロデューサーと彼らと結託する撮影監督、更にはシャルロットを自身の作品にスカウトしようとする新人監督や現場に潜り込んだ映画ジャーナリストなど、それぞれの思惑や執着が交錯し、現場は次第に収拾のつかないカオス状態へと発展していく。しかも、問題のシーンの撮影直前に、シャルロットには子守に預けている娘から不穏な内容の電話までかかってきて…。
監督・脚本:ギャスパー・ノエ
製作:アンソニー・ヴァカレロ、ギャスパー・ノエ、ゲイリー・ファルカシュ、クレマン・ルプートル、オリビエ・ミュラー
出演:シャルロット・ゲンズブール、ベアトリス・ダル、アビー・リー・カーショウほか
2021年1月8日(金)よりシネマート新宿、アップリンク吉祥寺、シネマート心斎橋他、全国順次公開