声優による完コピ芸人ものまねにピンと来たなら、その人は高確率でアニメ「はたらく細胞」ファンだと言えるだろう。昨年11月16日に放送されたバラエティ番組で、声優・花澤香菜が、お笑いコンビ・ジョイマンのネタを、完全にやりきり大きな話題になった。直後からTwitterのトレンド入りを果たし、花澤ファン、芸人ファンも驚きと喜びで沸いたが、花澤がジョイマンのネタを人前で披露したのは今回が2度目。初披露の場にTVアニメ「はたらく細胞」が大きく関わっている。1月9日から第2期の放送が始まった中、赤血球役の花澤、白血球（好中球）役の前野智昭、血小板役の長縄まりあにインタビューを実施。「花澤ジョイウーマン」について感想を聞いた。
なぜ花澤がジョイマンをものまねし、それに体内細胞擬人化アニメ「はたらく細胞」が関わっているのか。それは今から2年ほど前。TVアニメ第1期が放送されていた時のことだ。2018年8月に、よしもととのコラボイベント『アニメ「はたらく細胞」presents よしもと健康お笑いライブ～花澤香菜×芸人～』が開催された。この時、花澤本人たっての希望で、コラボ相手として選んだのがジョイマン。果たして2年ぶり2度目の出来はどうだったのか
花澤香菜（以下、花澤）
（しゃべくり007で）本当はジョイマンさんと一緒にできるはずだったんです。だけどオファーはしていただいたんですが（新型コロナ対策による）人数制限で来られなくなっちゃって、急遽一人でやることになりました。振りとしては「ある芸人さんのネタを完コピできるんですよね？」という感じで、小梅太夫さんかな？とか、パッション屋良さんかな？みたいな（笑）
なお、今回のジョイマンネタは完全なコピーだったが、コラボイベントの時には「はたらく細胞」にちなんだネタも散りばめられていた。
花澤
「はたらく細胞」のコラボイベントの時に、ジョイマンさんと一緒に合わせた踊りが体に染み付いていて、全然戸惑うことなくできました！
当然、仲間の“細胞たち”も、この勇姿はチェック済みだった。
前野智昭（以下、前野）
見ていましたよ！Twitterでもバズっていましたね。僕がもし過去にやっていたとしても、多分地上波でやる勇気はないので、香菜ちゃんすごいなと思っていました（笑） 本当にあれはすごいです！元気づけられた気がします！
花澤
やめてください！それ以上…（笑）
同作の“かわいい担当”血小板役の長縄まりあは、コラボネタの時もしっかり覚えていた。
長縄まりあ
見たことあります。コラボイベントの時は「血小板、スケバン！」みたいなのをやられていましたよね。
花澤
「はたらく細胞」用に作っていただいたので。「ジョイウーマンとして、ジョイマンを広めていってください」と、高木さんからも言われています。
前野
見たいな、もう一回。
声優仲間からもリクエストが入った「花澤ジョイウーマン」。新年を祝い、TVアニメ第2期を盛り上げるべく、抜群のキレを誇るものまねは、また見られるのか！？
◆はたらく細胞!! 2015年から月刊少年シリウスで連載された、清水茜による漫画のアニメ化作品。2018年8月にTVアニメ第1期が放送された。赤血球、白血球（好中球）を中心に、体内の細胞たちがどのように働いているか、また外部から入ってきた細菌などとどう戦うかなどが描かれている。スピンオフ作品も連載中で、TVアニメ第2期は2021年1月9日にスタート。同時期から、喫煙・睡眠不足などにより過酷になった体内環境を描いたアニメ「はたらく細胞BLACK」も放送される。
（C）清水茜／講談社・アニプレックス・davidproduction
