元フジテレビアナウンサーの笠井信輔が13日に自身のアメブロを更新。情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ系)が、3月26日をもって終了することについて心境をつづった。
この日、笠井アナは「愛する『とくダネ!』が2021年3月いっぱいで幕を閉じると、今朝発表されました」と報告。「36歳から56歳までアナウンサー生活の3分の2を『とくダネ!』で過ごしました」と振り返り「思い出だけで講演会が開ける位、いろんなエピソードを思い出します」と回想した。
続けて、出演者をはじめ、スタッフとも家族のように親しくしていたようで「とてもとても居心地の良い番組でした」としみじみコメント。司会を務めるフリーアナウンサーの小倉智昭について「最初のミーティングで『1ヵ月でこの番組を視聴率ナンバーワンにします』と力強く全スタッフの前で話したのをいまだに覚えています」と当時のエピソードを紹介し「そんなの無理だ」と思っていたことを明かすも「視聴率が振るわなかったのは最初の2週間だけ」「あっという間に視聴率1位になったのです」と振り返った。
また、小倉とは「ずいぶんスタジオでぶつかりました」と告白し「普通は後輩が遠慮するものなのでしょうけれども」と述べるも「10年20年と一緒にいると、ちょっと勝手ながら、小倉さんが父親のように思えてきて、『なにいってるんですか』って、スタジオで正面切って反論したことが何度もありました」と明かした。しかし「小倉さんと共に過ごした『とくダネ!時間』は私の人生の宝です」と述べ「本当に私は幸せ者です」と心境をつづった。
最後に「番組はいつかは終わるものです いつまでも、感傷にひたっているわけにはいきません」と述べ「今はとにかく3月26日まで無事に、小倉さんが朝の情報番組史上最も長いマラソンのゴールテープを爽やかに切ることを祈るだけです」「カメラの反対側の“ゴールテープ”で、小倉さんを笑顔で迎えようと思っています」とコメント。一方で「本当は、書いてるだけで涙が出てきています」と本音を吐露し「『とくダネ!』は、私の人生の一部そのものなのです」とつづり、ブログを締めくくった。
この投稿に読者からは「笠井さんのとくダネに対する熱い思いに涙が出ます」「最後まで、変わらず観ます」「終わるのはとても寂しいです」「私もしっかり、ゴールを見届けます」などのコメントが多数寄せられている。