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 ラップ、ヴォーカル、ダンスを融合させ、3つの武器を自在に操るダンス&ヴォーカルグループ、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE。デビューして2年足らずだが、本年夏には、配信限定シングル『SUMMER HYPE』、『SUMMER HYPE -DJ WATARAI Soca Remix-』を2作連続でリリースし、トータル再生回数が現時点で690万回を超えるなど、人気も実力も右肩上がりだ。

 そんな彼らが、2月3日に新曲『Animal』をリリースする。7人のヴォーカルとラップが心地よいビートの上で絡まり合う、エモーショナルなR&Bソングとなった。同シングルには、『Life Is Party』、『HIGHWAY』さらには『WAY TO THE GLORY(BALLISTIK BOYZ ver.)』の3曲も収録されており、ファン垂涎の1枚となるだろう。

 ABEMA TIMESでは日髙竜太、加納嘉将、海沼流星、深堀未来、奥田力也、松井利樹、砂田将宏、メンバー全員にインタビューを実施し、『Animal』について詳細を語ってもらった。なお、本インタビューは後編となり、前編では2020年の振り返り&2021年の野望も語ってもらっているので、合わせてチェックを。

新しい扉を開く、3rdシングル『Animal』は「洋楽みたいなカッコよさ!」

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――3rdシングル『Animal』が、いよいよリリースされます。皆さんのヴォーカルとラップが幾重にも掛け合う珠玉のR&Bソングですが、デモを聞いたときは、どう感じましたか?

砂田: 最初に英語のデモを聞いたんです。今Spotifyとかアメリカのプレイリストに流れていそうな、「格好いい洋楽だなぁ」という風に思いました。ヒップホップとR&B、そこにPOPも混ざった感じで、「こんなにいい曲をもらえるなんて、なんてラッキーなんだ!」という印象でした。

深堀: まっさんが言った通り、「すごく洋楽みたい」という印象が一番強くて。本当にJ-POP離れした楽曲だな、と思いました。デモを聞いていると、僕たちが歌ったときにどのようになるのかな、というのもすごく楽しみにもなりましたし。また、さらなる新しい挑戦ができると思うと、すごくワクワクドキドキしちゃいましたね。

松井: デモを聞いたときは正直「やっと来たな!」という気持ちになって。『Animal』みたいな曲調は大好きですし、待っていたというか。自分自身、「こういう曲がBALLISTIK BOYZにはいいだろうな」ということを、ずっと思っていたんです。

日髙: 本当に、いい意味でEXILE TRIBEっぽさがないですし、J-POPっぽさもないというか。そんな楽曲を自分達が歌って、世の中に発信したら、「すごくビックリしてもらえるのかな、皆さんにも喜んでもらえるのかな」と思いました。同時に、この楽曲をきっかけに、EXILE TRIBEの楽曲の幅が広がるのかなとも考えました。「BALLISTIK BOYZって、こういう楽曲もやるんだ」、「日本だけじゃなく、世界も意識してるんだな」と思ってもらえたらうれしいですね。

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――おっしゃるように、BALLISTIK BOYZはEXILE TRIBEの中でも、サウンドやジャンルの幅という扉を一番開けていっているイメージです。さらに新しく広げるような曲ですよね。

日髙: そうですね。今は…まだ、間違えたドアばっか開けてるんで(笑)。そろそろ1回、パーンと開けて「あっ、ここだ!!」となりたいっすね(笑)。この楽曲をきっかけに。

砂田: ははは(笑)!間違いない!

海沼: みんなが言ったみたいに、『Animal』という楽曲自体、J-POP感が本当にないですし、第一印象でものすごく海外をイメージできました。自分たちは、どちらかというと海外の曲のほうが、ちょっと耳慣れしていると言いますか。こういう曲調が好きだったので、聞いたときにスッと耳に入ってきて、「あっ、これだな!」と思いました。『Animal』を自分たちの声に乗せてリリースさせていただけるのは、ちょっとチャンスだとも思っています。再スタートじゃないですけど、もう1回スタートラインに立って、世界進出という目標に向かって歩んでいける楽曲かな、って。

『Animal』を引っ提げて、世界へ「日本人じゃない方にも、聞いて理解していただける楽曲」

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――メンバーさん同士で、「いけるね」とか「ワクワクするね」という共通の想いをお話したりもしたんですか?

全員: しました!

海沼: 話し合いというか、ちょっと妄想、というか!「この曲で海外とか行けたらいいよね」という話だったり、この曲で今までの流れを一転して、「なんか変えていけたらいいよね」という話をしていたんです。リリースして皆さんに届くことを想像すると、すごいワクワク感があるというか、興奮です。

奥田: もともと僕たちって、デビューする前から「世界で戦っていきたい」という目標はひとりひとりが持っていて、それを常に話していたんです。これまでのオリジナルソングとしてパフォーマンスしてきた曲も、もちろんカッコいいんですけど、今回の『Animal』は、海外でパフォーマンスできる1曲にしてもいいんじゃないか、というぐらい、自信のある1曲です。日本人じゃない方にも、聞いて理解していただけるような楽曲になっているので、すべてにおいて、BALLISTIK BOYZらしい1曲になっているんじゃないかなと。そんな話をメンバーでしていました。

加納: 前に「ほしい楽曲」みたいなのを、メンバーで話したときがあったんです。そのときに「7人全員でメロウな曲をやったことがないね」と。「ライブでやるときに、こういう曲がほしいよね」と話していて、そこに『Animal』が。

日髙: それは、確かに!

加納: 「あっ、きたっ!」と思えた瞬間でした。これまで、ヴォーカルでのバラードは2曲ほど出させていただいているんですけど、ラッパーが入ったときの曲の変化をすごく楽しみにしていたので、自分の中でも本当に「待望の曲だな」という感じでした。

――ヴォーカルとラッパーが混ざり合うBALLISTIK BOYZの曲といえば、『Most Wanted』が近い印象でした。

砂田: はい。『Most Wanted』は、結構はっきりと分かれていますよね。ラップチームはザ・ラップをしていたり、逆にヴォーカルチームがラップっぽいことに挑戦していた感じがありました。今回の『Animal』は、力也と流星が歌っているパートはメロウなラップなので、普通にヴォーカル陣がそこを歌っててもおかしくないような部分に挑戦していたりするんですよ。この曲はアメリカ人のCory Enemyさんが作ったので、明らかに普段の楽曲とは根本から違う、というか。曲のニュアンスもですけど、構成が全然違うので、本当に新しいスタイルになっているなと思っています。それは僕らがたどり着きたかったところでもありました。

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BALLISTIK BOYZメンバーのレコーディングでの工夫、こだわりは?

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――レコーディングでは、どんな風に歌っていったんですか?

奥田: 『Animal』は、日本語と英語をミックスした歌詞を、JAY'EDさんが書いてくださったんです。デモももちろんカッコよかったんですけど、僕たちもレコーディングをするときからすごい気合いが入って、ひとりひとりが集中しながらやっていました。

深堀: 楽しみにしていた分、より「いい楽曲を作りたい」という気持ちが、たぶんみんな高まっていたんですよね。すごいみんなが気合いを入れて、楽曲制作にも挑んでいたので、達成感も本当に大きかったです。完成した『Animal』を聴いたとき、「早く皆さんに聞いてもらいたい!」という気持ちが一番大きかったですね。もし、僕たちのことをこの楽曲きっかけで知ったり、MVを初めて見てくれたりした人も、絶対「かっこいい」と言ってくれると信じています。

加納: デモって多くても2~3人の歌声なんですけど、僕たちは7人いるので、7人の声で歌っているのを聞くと、やっぱりすごく面白いんです。それぞれのやり方だったり、それぞれの歌い方で歌っているので。それに歌詞も、人によって聞こえ方がちょっと違うんですよね。同じセリフでも「ちょっと強気なのかな」とか「ちょっと優しさがあるな」とか。そういうところも感じ取りながら聴くと、またすごく面白い楽曲に思えます。

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――加納さん的に、レコーディングの際に特にこだわった、工夫した点はどこでしたか?

加納: えっと…ふたつあります!1サビ終わりの後は自分から始まるんですけど、自分が普段担当するところとは、なんか違うところだな、どうしようかな、と思っていました。けど、やってみて、わりと自分の思いどおりにできたんです。あと、サビのところが普通に聞いて、こういう感じのニュアンスでやるとなったら、たぶん結構迷うんじゃないかなって思う難しい感じなんです。高いですし、強めにいくのか、どうしたらこの曲っぽくなるかな、みたいに考えながらやっていました。レコーディング中の苦戦でしたし、試しながらやれたのが、すごく楽しかったですね。

日髙: うん。自分らで『Animal』のような楽曲を歌ってみて、聞いてみて、シンプルに新鮮だなと思いました。あそこまでメロウな感じとか、自分ら7人ではやったことはなかったけど、やっぱり僕らっぽさもあるなと感じたんです。また新しい自分らの音楽の形だったり、表現の仕方だったりとかを感じ取ってもらえるのかなと思っています。「こういう楽曲もできるんだ!」とか、「こういう楽曲もありかもね」、「こっちのほうが好きだ!」みたいなことを言ってもらえる人も多いかもしれません。

――ファンの方、ひいては初めてBALLISTIK BOYZの曲を耳にする方のリアクションが非常に楽しみですね。

日髙: たぶんビックリすると思いますね、相当!僕らは、やっぱりヒップホップテイストで攻めた、やんちゃ感のある楽曲が、ファンの皆さんの間でも定着しているので。前回の『SUMMER HYPE』で、いい意味でちょっと期待を裏切った感じの結果にもなって、で、「次どんな楽曲出すんだろう?」と今、絶対なっていると思うんですよ。そこで『Animal』を出したときに「こう来たか!!」と思ってもらえたら、なんか、いいドアが開いたなと思いますね!

砂田: うん。ファンの人から、「おお、やっとBALLISTIK BOYZこういうの出してくれた!」みたいに思ってもらえたらいいな、って。「お待たせしました」という感じで出したいですね!

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取材・文:赤山恭子

写真:You Ishii

■”Animal” - BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

BALLISTIK BOYZ「SUMMER HYPE」
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BALLISTIK BOYZメンバー 初の全員登場!『シブザイル』
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【BALLISTIK BOYZインタビュー】蓄えた2020年・真価を発揮する2021年「全力で一緒に楽しみたい」 【ABEMA TIMES】
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