ABEMAプレミアムで劇場版未公開シーンを含む全8話構成の配信版が好評配信中の『アンダードッグ』。最も話題なのは、撮影1年~半年前から開始したトレーニングを経て見せる、森山未來、北村匠海、勝地涼のボクサーぶりだ。3人は本作に俳優としても出演するボクシング指導の松浦慎一郎に指導を受け、ストイックな練習を積んで試合シーンに挑んだ。しかしそこに至るまでには想像を絶する苦労があったようで…。
▶︎動画:森山未來&北村匠海&勝地涼の目がバキバキに!?ボクシング減量と食事制限にずっとイライラ
もっとも辛かったこととして、3人は「減量」と声を合わせる。北村は「みんな目がバキバキで鋭かった」と過酷なトレーニング中のピリピリムードを口にすると、勝地も「体重を減らすための有酸素系の運動も大変だった。糖質も抜いていたし、ずっとイライラしていました」と苦笑。厳しい食事制限について森山は「キャベツですら繊維の中に糖質があるということで『食べてはダメ!』と言われていましたから」と明かすと、勝地は「じゃあ何を喰ったらいいんですか!?と思った」と減量に悩まされた様子だった。
撮影までに10キロ減量することが目標だったという北村は「撮影前は人生の中でのマックス体重だったので、それを落すためにブロッコリーなどの緑のものを食べたりして。だから久々に食べる糖質のありがたみがわかりました。味噌汁とか凄く染みました。撮影で味噌汁を飲んだ瞬間に『うわ~!』みたいな。そのリアクションはそのまま画に映っています」。本編には味噌汁に感激する素の反応が捉えられているという。
カロリーの問題で過度な味付けも禁止だった。森山は「素材そのものの味わいがわかるようになった。米が染みました」とシンプル・イズ・ベストに開眼し、勝地も「刺身ひとつひとつにも味があるよね。本来はこういう風に食べるんだろうなと思った」と味覚が研ぎ澄まされたようだ。
極限まで役作りに身を費やすことで知られる森山。撮影が開始される前に、見よう見まねで減量を行おうとしたそうだが「毎日卵ばかりを食べていたら、(体重が落ちすぎて)頬がゲッソリとなり、胸のあたりにミミズのような血管が浮き出た。これはさすがにやりすぎと思って止めました」と苦笑。噂通りのストイックぶりに、10代の頃から森山を知る同志・勝地も「え~!」と壮絶な打ち込みぶりに目を丸くしていた。