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 ガールズ・ユニオンのFAKYが1月27日、配信シングル3部作の最終弾にあたる楽曲「The Light」をリリースした。作曲を手掛けたのはヒプノシスマイクHey! Say! JUMPなどにも楽曲を提供する新進気鋭の音楽プロデューサー・maeshima soshi。ジャズやファンクの要素も入った軽快なサウンドに乗せた、聴く人の背中を押してくれるような力強いリリックが印象的な楽曲だ。東京スカパラダイスオーケストラのNARGO、北原雅彦、GAMO、谷中敦がホーンセクションに参加。この華々しいサウンドを皮切りに、2021年のFAKYは勢いを加速させていく。

 また、新たに始まる恋愛リアリティショー『恋とオオカミには騙されない』(ABEMA)にTakiの出演が決定。『オオカミ』と言えば、昨年Hinaが『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演し、“シリーズNo.1モテ女”として話題を呼んだが、今回Takiは番組を通じてどんな姿を視聴者に届けてくれるのか? 意気込みなどを聞いた。

「The Light」は背中を押してくれる応援歌、家族からも「今までのFAKYの曲で1番好き」と評判

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――非常に華やかな楽曲で、FAKYの新たな1面を見ることが出来ました。Lil’ Fangさんは歌詞を手掛けていますが、どういった気持ちで書かれたのでしょうか?

Lil’ Fang: 3部作をリリースすると決まった時から、“集大成の楽曲でどんな答えが出せるのかな”という思いが私たちの中にありました。「ダーリン (Prod. GeG)」は内に秘めた気持ちを歌った楽曲、「little more」は葛藤している気持ちを描きました。今回の「The Light」は、“外に打ち出すパワー”をテーマに、自分が大切にしている人に向けた曲になっています。

――今回の3部作を出した事でグループとして表現の幅も広がったんじゃないでしょうか。

Lil’ Fang: そうですね。私たちが2019年に挑戦した3部作では、“女子の中にある強さ”を表現したんですけど、今回は私たちのまだ見せたことのない表情をお届け出来ればと思っていました。昨年2月に出した「half-moon」以降、その気持ちがより強まっていった感じです。

Akina: 出来上がった歌詞を読んだら本当に背中を押してくれるような応援歌でした。パワーが沸いてくる曲だと思うし、たくさんの人に聴いて欲しいですね。

Mikako: リルがすごく真っ直ぐな歌詞を書いてくれました。いい意味で難しい言い回しはしていないし、すごくストレートに心に響いてきて、逆にいろんなことを考えさせられたんですよ。

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――例えばどういったことでしょうか?

Mikako: この曲が出来る前、妹が落ち込んでいた時期があったんです。私はそんな妹に対し、自分の思うことを伝えるくらいしか出来ることがなかったんですが、この歌詞が私の伝えたこととリンクする内容だったんです。

Lil’ Fang: すごい偶然だよね。

Mikako: その後、出来上がったデモ音源を渡したんですけど、妹から「今までのFAKYの曲で1番好き。自分の中に響くものがあった」と言ってもらえました。例え相手が家族だったとしても、アーティストとして自分が伝えたことが誰かにとっての大切な気持ちになったことを実感出来たし、FAKYにとっても、私にとっても、そして妹にとっても大事な曲になったと思います。

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Taki: 私もこれまでのFAKYの中で1番好きな曲です。TikTokではテンション高い楽曲をよく耳にするんですけど、まさかFAKYで、こんな明るい曲をやるなんてと思いました。

Hina: すごくポジティブな曲なので、こういう世の中の状況でこの曲が出せるというのはすごく意味があることだと思いましたね。それと個人的にうれしかったのは、スカパラの皆さんと共演が出来たこと。私は中学・高校と吹奏楽部に所属していたんですが、当時、スカパラさんの演奏はお手本にもしていたし、尊敬していたので感動しましたね。

Lil’ Fang: デモの段階で「このサウンドを表現するなら生音を入れたい」と案が出ていたんですけど、ある日スタッフさんから「スカパラさんが演奏してくださるかも」と話がきて、興奮した覚えがあります。しかももともと入っていたデータの音をなぞっただけじゃなくて、新たなメロディラインを吹き込んでくださったんです。

Hina: 音源聞いてめちゃくちゃビックリしたよね。

Lil’ Fang: コロナの影響でレコーディングに立ち会えず、それだけが残念でしたけど、「FAKYの曲めちゃくちゃかっこいいから共演出来てよかった」と仰ってもらって、すごくうれしかったですね。

Akina: いつかライブで共演出来たら最高だよね。

一同: 本当にそうだね~。

2021年はみんなでもっと強くなる「腐らないことが1番」

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――MVはメンバーの皆さんがドールになって踊ったり、かわいらしさが詰まったキャッチーな内容ですよね。

Lil’ Fang: 今回の楽曲は90年代後半~00年代前半を彷彿とさせるような雰囲気なので、それに合わせてMVの小物も用意してくださいました。視覚的にもこの曲を楽しんで欲しいと思います。

Hina: 当日初めてセットを見た時、本当にかわいい世界観でうれしかったです。部屋中に私たちの写真が飾ってあるし、手に持っているガラケーにはそれぞれの名前が入っていたりするんですよ。細かい演出がたくさん施されているので、ファンの方には何回も見て欲しいですね。

Lil’ Fang: スタッフさんの愛がたくさん詰まっているよね。

Hina: 本当にそう!

――曲調自体は王道のJ-POPな雰囲気もありますし、より多くの人の耳にフィットしそうですよね。

Lil’ Fang: そうですね。特に今回の3部作は、聞いてくださる方の層に変化があったように思います。「ダーリン (Prod. GeG)」は学生の方がよく聞いてくださっていたし、「little more」はダンサーさんがそれこそダンスの練習のために使ってくれていました。「The Light」もきっとまた違った層に響く楽曲になってくれるんじゃないかなと思います。

――グループにとって2021年の目標は何ですか?

Mikako: まだ発表は出来ないですけれど、この次が、この次が、と先々の予定が続々と決まっています。まだ直接ファンの皆さんとお会いする予定は立てられていないですけど、アクションは起こしていくので、楽しみにしていて欲しいし、今出来ることを頑張ります。コロナ禍でも腐らないことが1番なので(笑)。気持ちがあればなんでも出来るし、グループはすごく良い状態です。メンバーだけじゃなくスタッフさんにも、その気持ちは共有されているので、2021年はみんなでもっと強くなって、突き進んで行きたいです。

【MV】FAKY / The Light

『オオカミ』シリーズ出演のTaki「日本の友達を作りたい」Hinaは「自分の気持ちに正直に楽しんで」

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――Hinaさんに続き、Takiさんの『オオカミ』シリーズ出演が決定しました。これも新たな挑戦になるのかなと思います。

Lil’ Fang: すみません、同じグループから2人も…。でもこうなると、この先FAKYの全員が出演出来るということですよね…? 私も真実の愛を掴みたいんです!

一同: 爆笑

――Takiさんは出演が決まった時、どんな気持ちでしたか?

Taki: 「えっ? 本当に?」という感じでした(笑)。同じグループから2人目だったから、信じられなかったけど、ありがたいし、頑張りたいと思いましたね。Hinaは(番組に参加する上での)裏側の気持ちをわかってくれるし、メンバーも大人だから頼りつつ、『オオカミ』で日本の友達を作りたいです。

Lil’ Fang: さっきもうれしそうな顔で「友達を作りに行ってきます」と言っていましたから。恋愛リアリティーショーだっていうのに(笑)。

進化を止めないFAKY、2021年の目標は?『オオカミ』出演が決まったTakiにHinaからアドバイスも
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▲Takiの出演が決まった『恋とオオカミには騙されない

――あはは(笑)。でも『オオカミ』は恋愛をするだけでなく、友情物語というのも大きな側面としてありますからね。

Hina: そうですね。

――『月とオオカミちゃんには騙されない』で1番のモテ女だった、Hinaさんから何かアドバイスはありますか?

Hina: いやいや、とんでもないです。

Lil’ Fang: (Hinaのモノマネしながら)あの絶妙な首の角度じゃない? 

Hina: あははは。1年経ってもいじられるんですよ(笑)。

進化を止めないFAKY、2021年の目標は?『オオカミ』出演が決まったTakiにHinaからアドバイスも
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▲『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演していたHina

Taki: Hinaは「困った時は何でも相談してね」と言ってくれてます。

Lil’ Fang: ほかの3人は放送を楽しみにしているので、「聞きたくない」と伝えているんですけど、HinaとTakiはコソコソやり取りしていますね。

Hina: そうですね、Takiから密告を受けいてます(笑)。でも本当に『オオカミ』でしか、あの独特な雰囲気は絶対に味わえないから、周りからの見え方は気にせずに自分の気持ちに正直に楽しんで欲しいです。その姿はきっと視聴者の皆さんにも伝わると思うし、後悔しないように、Takiらしく臨んでくれれば。番組が終了する頃、「出てよかったな」と思えるような3か月にして欲しいですね。

Mikako: そして、いい友達も作って欲しいね。

今年の目標は?「彼氏が欲しい(笑)」ぶっちゃけ発言

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――では、最後にメンバーそれぞれの2021年の目標を教えてくれませんか?

Mikako: FAKYとしては気持ちが大事だと思うので、今のワクワクしたグループの良い状態を保ちつつ、一本筋を通してやっていきたいです。自分自身も愛してあげながら、毎日を過ごせたらと思います。

Taki: 私は走ることが苦手だったんですけど、昨日走ったら頭が軽くなって気持ちがよかったんです。今年は走ることを頑張りながら、オオカミで友達を作りたいと思います。

Hina: 去年、私は『オオカミ』出演もあったし、個人的にいろんなことが起こった1年間でした。今年は全てにおいて去年より進化出来るように、FAKYとしても個人の仕事も上を目指して頑張りたいと思います。

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Akina: FAKYとして高みを目指すのはもちろんですけど、個人的にはメンバー全員で私の家に遊びに来て欲しいんです。5人で私の家で遊びたい。

Hina: それが目標なんだ(笑)。

Akina: もっと5人の気持ちを揃えられるように、遊んだりしたら楽しいんじゃない?

Lil’ Fang: 全然良いんだけど、Akinaは、レコーディングだ、振り入れだって、めちゃくちゃ忙しい時期に「今日(家に)来る?」と突然言ってきたりするから。タイミングがいつもズレてるんです(笑)。

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――最後にLil’ Fangさんの個人的な目標は?

Lil’ Fang: 今年こそ彼氏が欲しいです。

――えっ(笑)? これは書いてもいいんですか?

Lil’ Fang: 全然、大丈夫です。何故か私だけNGないので。

――この記事を読んでくださった方から、応募が来たらどうするんですか?

Hina: 絶対来る(笑)。

Lil’ Fang: そうですね、まずは文通から始めさせていただけたら(笑)。私、ファンと約束しているんですよ。次に彼氏が出来たら「出来たよ!」と報告するって。とにかく2021年の目標は「彼氏を作る」。これでお願いします!

――わかりました(笑)。今日はありがとうございました。

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【FAKY / The Light】

 清水崇監督作品『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズ第2弾『樹海村』のキャンペーンソングに起用。映画『樹海村』は2021年2月5日公開予定。詳細はこちらhttps://avex.lnk.to/TheLightPR)より

 なお、Takiが出演する『恋とオオカミには騙されない』は2021年2月14日(日)夜10時より放送。

テキスト・取材:中山洋平

撮影:You Ishii

Takiが出演『恋とオオカミには騙されない』オープニング映像
Takiが出演『恋とオオカミには騙されない』オープニング映像
Hinaが出演『月とオオカミちゃんには騙されない』全話
Hinaが出演『月とオオカミちゃんには騙されない』全話
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