「第42回吉川英治文学新人賞」の候補となった6作品が、2日に発表され、アイドルグループ・NEWSの加藤シゲアキ(33)の長編小説『オルタネート』(新潮社)が、受賞を逃した第164回直木賞、4月発表の2021年本屋大賞に続いて候補作品となった。
この賞は、去年1年間で新聞や雑誌、単行本などで優秀な作品を発表した作家の中から、最も将来性のある新人作家に贈られるもの。
今回は、『オルタネート』のほか、直木賞候補となっていた芦沢央さんの『汚れた手をそこで拭かない』、おととしの第40回吉川英治文学新人賞でも候補となった武田綾乃さんの『愛されなくても別に』など6作品がノミネートされた。
ノミネートについて加藤は「吉川英治文学新人賞は、エンタメ性に優れた作品が多い印象ですので、自分の著作も仲間に入れてもらえたのかなと思うと、感慨もひとしおです。選考会まではまだ時間がありますが執筆へのエールと受け取り、緊褌一番、次作へ取り組みたいと思います」とコメントしている。
「第42回吉川英治文学新人賞」の受賞作品は、3月2日に発表される予定だ。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)