映画『樹海村』の初日舞台挨拶が2月5日、丸の内TOEIにて開催され、W主演を務めた山田杏奈、山口まゆをはじめ、神尾楓珠、倉悠貴、工藤遥、大谷凜香、塚地武雅、安達祐実、清水崇監督が登壇。神尾が撮影中の恐怖体験を明かす場面があった。
2020年2月に公開された映画『犬鳴村』に続く「恐怖の村」シリーズの第2弾となる本作。物語の舞台は、「コンパスが効かない」「一度入ったら迷って出てこられない」「本当に死体が多数ある」など、様々な話題が絶えない富士の樹海。封印された呪いの箱“コトリバコ”が、姉妹の響(山田杏奈)と鳴(山口まゆ)の前に出現し、樹海で行方不明者が続出する…というストーリーだ。
ホラー映画といえば、撮影中の怪奇現象がつきもの。霊能者の鑑定により、本作の映像に本物の霊が映り込んでいることが明らかになったのだそうだ。霊が映っているのは、特に神尾の出演シーンが多いとのことで、舞台挨拶でその話題が上がると、神尾は「一緒におばけが見られますから」とニンマリ笑った。
そんな神尾は、樹海での撮影を終え帰宅した日の夜、金縛りにあったというエピソードを披露。「深夜に家に帰って、本当は塩をまいたり、風呂に入ったりしなきゃいけないんですけど、眠くてそのまま寝ようと思ったら、金縛りにあって」と話し、普段から金縛りにあいやすい体質であることを告白。「帰った時、玄関のあたりに何かいるなとは思ったんですよ」と、玄関に気配を感じていたことも明かした。金縛りにあった後、風呂に入ろうと思ったものの、風呂が玄関側にあるため近寄ることができず「結局そのままごまかして寝るしかなかった」と、恐怖の一夜を振り返った。
その話を聞いた工藤が「玄関にいたやつを連れて撮ったんだよ。だから映っちゃったんじゃない?」と推測すると、神尾は「映っている中の誰か(霊)が家にいます。キャストがいます!」と会場に呼びかけ、「キャストじゃないよ!」と工藤からツッコまれていた。
その後も恐怖話が続々と上がった。大谷は神尾と占いへ行った際に、霊感があると指摘され、それ以降、意識しながら生活をしていたところ、撮影した動画にオーブが映り込むという出来事があったのだそう。「(本作の)キャンペーンソングを歌っていらっしゃるFAKYさんと動画を撮った時に、オーブが映っちゃって。その動画、アップできないってなっちゃったんです」と語り、登壇陣を震撼させた。
さらに倉は「朝起きた時から人が見えるっていうのがずっと続いていて。たぶん幽霊じゃないって思っているんですけど」と、普通なら震え上がってしまいそうな話を平然と語り、清水監督から「霊感っていうか天然だよね(笑)」と笑われていた。
映画『樹海村』は全国公開中。
テキスト・写真:水野梨香