Kaito、大切にしたのは「楽曲に対するリスペクトの気持ち」 セカオワ『YOKOHAMA blues』 ショートドラマで初主演
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 テレビ&ビデオエンターテインメントサービス「ABEMA」で「Music Story produced by ABEMA」(以下、「Music Story」)と題したプロジェクトが始動。「Music Story」は“楽曲を再解釈し、そこから独自の視点で紡いだ物語をショートドラマ化する”ことをコンセプトに立ち上がったもの。なお、ドラマ『僕だけが17歳の世界で』のプロデューサーを務めた藤野良太が参画し、作品はABEMAビデオで配信される。第1弾の楽曲はSEKAI NO OWARIの「YOKOHAMA blues」で、“忘れられない恋”があるすべての人へ贈る、7分間のラブストーリーとなっている。

▶映像:Kaito主演ショートドラマ SEKAI NO OWARI「YOKOHAMA blues」

 本作で主演を務めるのは2020年に恋愛リアリティーショー『オオカミくんには騙されない』(ABEMA)に出演し脚光を浴びたKaitoと、ネクストブレイク女優として注目されている古川琴音。バンドマンとして活動する傍ら、最近は役者としても活動するKaitoにとって、今作が初めての主演作となる。本作の見どころ、そして今後の活動についてなど話を聞いた。

自分が歌っている姿を見た事がなかった

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――出来上がった作品を観てどんな印象を持ちましたか?

Kaito: 「YOKOHAMA blues」は歌詞自体が切なさをはらんでいる楽曲だと思うんですが、どういう風に演技をして映像作品に落とし込んでいくかを、すごく考えながら撮影をしました。その思いが観てくださる方に伝わればいいなと思いますし、単純に“切ない”だけではない、最後にはポジティブな要素も描かれているので、そういう部分も受け取ってもらえればと思います。

――青春時代を過ごした仲間が結婚式を挙げ、子供から大人への階段を駆け上がっていくというストーリーのように思いましたが、演じてみて難しい部分はありましたか?

Kaito: 僕自身、役者としてのキャリアも短い中で、今回主演という立場で初めて参加した作品です。セリフが無いからこそ、目線や仕草、表情などで、世界観を表現しなくてはいけなかったので、そこは難しさを感じながら臨みました。

――普段はドラマーとして活動するKaitoさんが、アコースティックギターで弾き語りするシーンも大きな見どころだと思います。

Kaito: 自分が歌っている姿をまじまじと見た事がなかったし、それもただ歌うだけではなく、お芝居の中での歌唱シーンだったので、考えなきゃいけないことが多かったですね。でも自分は音楽をやっているので、楽曲に対するリスペクトの気持ちは大切にしようと思いました。ギターのコード進行や歌詞の1つ1つ…移動中の車の中でもアコギを持ち込んで、練習していました。

――素晴らしい姿勢ですね。現場では声を出して歌っていたんですか?

Kaito: そうですね。それこそギターのコード進行を思い出しながら歌っていました。コードと歌詞と演技と…、色んなことを考えながらカメラの前に立っていました。

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Kaito: 僕は役者として活動をし始めてまだ間もないですが、古川さんとはその短い期間で2回目の共演でした。1回目が朝ドラ『エール』(NHK)で、そこでの共演も古川さん演じる古山華が結婚式を挙げるシーンで、僕がドラムの演奏をしているという役でした。

――そうでしたね!今回と似たようなシーンでしたね。

Kaito: そうなんです(笑)。似た部分はあったのですが、実際にまた古川さんとお芝居をご一緒させていただいて「やっぱりスゴいな」と感じました。色んなことを共演しながら学べましたし、古川さんの表情1つ1つでこの作品自体に切なさが増して、まとまりを作ってくれました。すごく助けてもらって、また共演出来て刺激になりましたね。

セカオワにハマっていました

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――物語の設定は音楽ユニット3人組の話ですが、演じていて共感する部分はありましたか?

Kaito: ドラマの設定というより、歌詞が自分の中に響いてきましたね。歌に込められた思いをどうお芝居で表現するか、そこを考えながら自分のキャラクターとすり合わせて演じました。

――セカオワさんの歌詞がKaitoさんにとっての台本になっていたというか。

Kaito: そうですね。セリフが無い分、そこからインスピレーションをもらったような気がします。

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――「YOKOHAMA blues」は2018年放送の『太陽とオオカミくんには騙されない』の主題歌で、番組を観ていた人にとっては思い出深い楽曲だと思いますが、Kaitoさんはそういう、何かを強烈に思い出すような曲はありますか?

Kaito: 思い入れのある楽曲、またドラマ―として活動するなかで刺激を受けた楽曲はたくさんあります。実は僕自身、セカオワさんにハマっていて、『眠り姫』が『ミュージックステーション』(テレビ朝日)で流れているのを観て、心を掴まれました。当時はiPhoneも持っていなかったので、ウォークマンでセカオワさんの楽曲をランニングしながら聴いていました。

――今回、セカオワさんの楽曲に出演されたことで、その頃のことを思い出されましたか?

Kaito: そうですね。当時僕はサッカーをしていたんですが、よくランニングをしていて、その風景を思い出しました。今回、セカオワさんの作品に携われたのはすごくうれしかったです。

2021年の目標は?俳優業を主軸に活動

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――前述の通り朝ドラに出演し、現在は役者としても活動の幅を広げています。2021年の目標・挑戦したいことをぜひ教えてください。

Kaito: 今年は俳優業を主軸に活動していきたいです。まだまだ経験も浅いので、演技に関して様々なことにチャレンジしていきながら、同時にバンドも大事な時期だと思っているので、音楽とKaito個人としての活動を上手く折り合いをつけながらやっていきたいですね。

――今年の活躍を楽しみにしています。最後に改めて本作の見どころを教えていただけませんか。

Kaito: とにかく曲がとても良いので、まずは歌詞・メロディ・サウンドを楽しんで欲しいです。その上で、映像はアーティストの表現したい世界観をどう視覚化するか、そういう役割だと思っています。音楽と歌詞を感じながら、古川さんや僕の演技、ドラマの切なさ、そしてそれでも前に進んでいくポジティブさを感じ取ってもらえればうれしいです。

――まさに「YOKOHAMA blues」という楽曲の魅力を再発見出来る機会というか、そんな作品だと感じました。

Kaito: ドラマだけじゃたどり着けないし音楽だけでも入り込めないような、聴く人・観る人の心の深い所に刺さる、この作品がそんな役割になれば良いなと思います。

テキスト・取材:中山洋平

Kaito主演ショートドラマ SEKAI NO OWARI「YOKOHAMA blues」
Kaito主演ショートドラマ SEKAI NO OWARI「YOKOHAMA blues」

ABEMA『Music Story produced by ABEMA』概要

Kaito、大切にしたのは「楽曲に対するリスペクトの気持ち」 セカオワ『YOKOHAMA blues』 ショートドラマで初主演
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第1弾配信日:2021年2月10日(水)

アーティスト/楽曲:SEKAI NO OWARI/YOKOHAMA blues

出演:Kaito、古川琴音、西垣匠

URL:https://abema.tv/video/title/90-1489

▶映像:Kaito出演『オオカミくんには騙されない』

Kaito出演『オオカミくんには騙されない』
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