安斉かれんの新曲「キミとボクの歌」がリリースされ、MVが公開された。

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 同作は、安斉作詞によるピアノ・バラード曲。まるで1本の映画を観るようにドラマチックで、あまりに美しいストリングスを手がけたのはDavid Campbell(デヴィッド・キャンベル)だ。デヴィッド・キャンベルは、『アルマゲドン』、『オータム・イン・ニューヨーク』、『スパイダーマン2』『ドリームガールズ』、『メン・イン・ブラック Ⅱ』など多くの名作映画の楽曲アレンジを手掛ける一方、『The Rolling Stones』、『Green Day』、『Maroon 5』、『The 1975』といった世界的ロックバンドから『Michael Jackson』、『Adele』、『Mark Ronson』、『Ariana Grande』といったアーティストまで、世代もジャンルも超えて、聴く人々を魅了し続けてきた世界最高峰の弦編曲家の一人。彼のアレンジによって、「キミ」と「ボク」というたった二人の登場人物で描かれた小さな世界は、果てしなく広がる普遍性(誰しもが心当たるそれぞれの日常の中にある感傷)へとコネクトされている。デヴィッド本人からは、楽曲、そして、安斉かれんの「距離ゼロメートルの声」について、こんなコメントが届いた。

「新しい発見をするために何度も聴きたくなる曲です。安斉かれんの声は、常に力強く、楽曲そのものを動かしたり、一緒に歌いたくなる力を持っています。プロデューサーたちが色々と工夫を凝らしたリズム・トラックを作ってくれたので、映画のスコアのように、新しいパートが次のシーンを描写するようなストーリーを提案できるアレンジを目指しました。とても重要なことは、最後のサビに向けてプロダクションが構築されていくのをサポートすること。そして、何より、彼女のボーカルを輝かせたかったのです。」(一部抜粋)

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Photo by Josh Schulz

 またYouTubeプレミアとしてミュージックビデオも公開。今回の映像は、歌詞のテーマである「キミ(友達・恋人・家族など聴く人によって思い浮かべる対象が異なる)」と「ボク」が過ごす “普通” の尊さを表現するための3部作となっている。さらに、それぞれに『キミ視点』と『ボク視点』という2つの異なるアングルでの映像も制作され、合計6本のMVが順次公開されていく予定だ。

 こちらは、第1弾の物語を「キミ視点」から描いた映像。一見するだけでは、安斉本人が歌う姿をワンカットで捉えたシンプルな映像だが、そこには、近日中に公開される「キミ=友達からボクへ編(Music Video 1-2)」につながる伏線が秘められているとのこと。明日には、安斉のSNSで「ヒント動画」もアップされる。

 安斉は、「キミとボクの歌」の歌詞で、あえて『キミとボクの明日なんて、世界中の人には、ちっぽけで下らない事だよ』と、書いている。

 未曾有のパンデミックが世界を覆う今、誰しもが目の前の現実(大きな不安と一筋の期待)から目を逸らさず、明日へと向かっていくしかない。そんな時代に、彼女が本当に伝えたかったことは『ちっぽけだからこそ、大切なんだ』というメッセージだ。

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 いつもの場所で会えない友達、遠く離れていても毎日電話をくれる恋人、帰省も叶わない故郷に暮らす家族。あなたはこの歌を聴いて、“どんな場所にいる誰” を思い浮かべるのだろうか。

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