映画『すばらしき世界』の初日舞台あいさつが11日都内で行われ、俳優の役所広司(65)、仲野太賀(28)らが出席した。
佐木隆三氏の小説『身分帳』を原案とした同映画は、一度過ちを犯し社会からはじき出された男が、もがきながら再出発を目指す物語。役所は元殺人犯の“三上”を、仲野は“三上”に密着する若手ディレクターの“津乃田”を演じている。
西川美和監督と初めてタッグを組むという役所は、映画の出来にとても満足しているそうで、「佐木さんの男性的な目線で語る物語と、西川さんの女性的な脚本が化学反応を起こし、温かく美しい映画の脚本になったなと思いました。(西川監督は)美人ですからね。みんな大好きです」と、笑顔で語った。
一方、役所と共演することが夢だったと語る仲野は撮影がない日も現場に行き、役所の芝居を間近で見ていたという。仲野は「周知の事実ですが、役所さんは偉大な俳優さんです。現場で芝居をして、何度も胸がふるえる瞬間がありましたし、こみあげてくるものが何度もありました。またいつか役所さんとご一緒できるよう。それが僕の今の最大の目標です」「尊敬しています。ありがとうございました」と、思いを語った。それに対し、役所は「こちらこそ、また一緒に仕事したいと思う役者さんですので、ありがとうございました」とコメントした。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)