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 ワタナベエンターテインメント所属の芸人をはじめとする総勢339組640名の中から1番面白い芸人を決める『お笑いABEMA CUP~ワタナベNo.1決定戦』。2月15日(月)夜6時30分からABEMAにて独占生配信される。

 アントワネット、Aマッソ、金の国、Gパンパンダ、新作のハーモニカ、ゼンモンキー土佐兄弟、ファイヤーサンダー、四千頭身、リンダカラーの合計10組が、3ブロックに分かれ対決し、各ブロックの1位同士が最終決戦で激突。優勝賞金100万円、さらに「ABEMA」冠特番出演権をかけて白熱のお笑いバトルを繰り広げる。

▶視聴ページ:お笑いABEMA CUP2021~ワタナベNo.1決定戦

 ワタナベエンターテインメント所属の先輩である、ふかわりょうアンガールズ田中卓志、プロデューサーの小松純也氏、テレビ朝日プロデューサー加地倫三氏、テレビ東京プロデューサー佐久間宣行氏が審査員を務める本大会。

 ABEMA TIMESでは審査員の1人である田中に、本大会への期待や、審査員としての意気込みなど色々と話を聞いた。

――いよいよ決勝が迫ってきました。『お笑いABEMA CUP2021~ワタナベNo.1決定戦』審査員に就任されたお気持ちを聞かせてください。

田中:色々な大会で審査員のお話をいただくのですが、「僕なんかで良いのかな」と毎回迷うんですよね。勝者が決まる大会という事は、敗者が決まる大会でもあるので、選ぶ責任もありますし、後から文句を言われるのも嫌だし(笑)。でも僕も芸人になって20年目になるので、「後輩のためになるなら…!」と。

――田中さんはテレビ番組などで、ネタを分析したり語ったりされていて、その視点が私もすごく好きなので、田中さんがどの様な審査をされるのか楽しみです。

田中:「ネタを語る」って偉そうに見えるから皆やらないのかなと思うんですよね。でも、良い所を見つけて言う分には、お笑い好きの方も喜んでくださるし「こういう理由で面白いんだ」って納得してもらえると嬉しいんです。そういう事(ネタを語る)をしていると、自分たちがネタする時に大変なんですけどね…。「こないだこう言ってただろ」という目で見られるし(笑)。でも、皆がやりたがらない分、やろうかなと思うんです。

――決勝戦に出場する10組のうち、特に注目している芸人はいらっしゃいますか?

田中:皆可愛い後輩でどの組も楽しみにしているのですが、まだまだこれからの芸人が多い中「四千頭身」みたいな活躍している子達がいると大会の質もグッと変わってくるなと。「四千頭身」はすごく忙しいから大変だと思うんですね。僕ら(アンガールズ)も色々なテレビ番組に出ながら、ネタを作っている時があって苦労をしたので…。一回テレビに出始めたら、それが延々と続くから、隙間時間を見つけてネタを作るしかないんですね。まずはそれを(四千頭身に)言ってあげたいです。

「土佐兄弟」はTikTokなどで人気があるみたいですけど、こういうお笑いの大会の場所だとまた違うのかなと思います。もともとは“あるあるネタ”というよりも巧さのある漫才をしている2人なので、僕は個人的にはそういう漫才を見たいと思います。でも視聴者の方はあるあるを見たいのかな?どうなんですかね。勢いを利用して磨きがかかったネタを見せてくれるのが楽しみです。

――すでに人気のある芸人さんはもちろん、若手の方のネタを観れることも楽しみですね。

田中:そうですね。観た事が無い芸人もいたりして、ワタナベも色々な芸人が増えてきたんだなと思います。「ゼンモンキー」は1年目と聞いて、とんでもない天才タイプなのか、落ち着いたタイプなのか楽しみですね。「金の国」は『そろそろにちようチャップリン』という番組に来てくれた時に観て、変わったアプローチのコントをしているなと思いました。「ファイヤーサンダー」は設定とかが面白くて、他事務所で鍛えてきた後にワタナベに来た芸人なので、どんな設定が飛び出すのか期待しています。僕はもうおじさんなので、新しいお笑いを観る事が出来ると思うとすごく楽しみです。

あと、「Aマッソ」は『THE W』という女性芸人の大会で、「ゆりやんレトリィバァ」とぶつかって、僕はゆりやんに投票したんですね。なので、今回も「Aマッソ」以外に投票したら色々文句を言われるのかな?(笑)。『THE W』の審査をした時は、インスタグラムにたくさん文句を書かれたんです、だから審査員って嫌なんですよ…!でも、そういう過去の出来事とか、情とかに振り回されずに、自分が楽しいと思った組に素直に投票したいなと思います。

――審査員の皆さんもとても真剣に取り組んでいらっしゃるということですよね。

田中:今回同じく審査員をしている、ふかわりょうさんは僕らの先輩で、アンガールズのネタを見て「すごく面白いから、そのままの感じで行った方がいいと思うよ」と言ってくださったことがあったんです。それが今も強く印象に残っていて。ふかわさんもネタを見ることに愛情を持って考えている方なので、僕のコメントはほどほどで良いので、ふかわさんのコメントに注目してください。

他の審査員の方も、『アメトーーク』の加地さん、『ゴッドタン』の佐久間さん、過去に『笑う犬の生活』を手がけていた小松さんと、豪華なメンバーで。審査員が豪華すぎる大会なので、僕も今から楽しみしています。

――新型コロナウイルスの影響が続く昨今ですが、どのような大会にしたいですか?

田中:劇場なども人数をすごく絞って興行していますよね。収録もお客さんはいなかったりして…。お客さんにウケるのと芸人にウケるのって、リズムが違ったりしてつかみづらいんです。何をベースにネタを作れば良いのか分かりづらいところがあると思います。ある程度経験がある人は、これまでの感覚でネタを作れるけど、特に若い子は慣れていない段階でコロナ禍になってしまったので、そこは難しいだろうなと思います。

M-1、キングオブコント、THE Wなど大きな大会は色々とありますが、そういう場所に残るネタだけが面白いわけでは無いと思っています。すっごく面白いけど落ちている人もいるわけで、「自分に何がハマるか」ってライブを見ないと分からないと思うんですね。このワタナベの大会でも質の高いネタをたくさん見ることができると思うので楽しみにして頂きたいです!

――今日は楽しいお話をどうもありがとうございました!

テキスト:中村梢

お笑いABEMA CUP2021~ワタナベNo.1決定戦

「皆がやりたがらない分やろうかなと」アンガールズ田中卓志がお笑い賞レースの審査員を引き受ける理由とは
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配信日:2021年2月15日(月) 夜6時30分~夜10時

配信チャンネル:ABEMA SPECIAL2チャンネル

配信URL:https://abema.tv/channels/special-plus/slots/AKEnXVrXBRp3f5

MC:ハライチ

審査員:

ふかわりょう

田中卓志(アンガールズ)

小松純也氏(株式会社スチールヘッド代表取締役)

加地倫三(テレビ朝日)

佐久間宣行(テレビ東京)

決勝進出者:

Aブロック【新作のハーモニカ(A-1)、Gパンパンダ(A-2)、ゼンモンキー(A-3)】

Bブロック【土佐兄弟(B-1)、金の国(B-2)、リンダカラー(B-3)、ファイヤーサンダー(B-4)】

Cブロック【四千頭身(C-1)、Aマッソ(C-2)、アントワネット(C-3)】

アシスタントMC:西澤由夏(ABEMAアナウンサー)

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