コロナ禍での人々の生活に再び音楽を取り戻したいという思いから、去年10月からヤマハミュージックジャパンが企画・展開している『おかえり、おんがく。』の特設サイトに、初共演となる俳優の中川大志(22)と「ウルフルズ」のボーカル・トータス松本(54)の、スペシャルムービーが公開された。
このプロジェクトのために制作されたオリジナル曲『おかえり、おんがく。』に参加した中川は、サックスに初挑戦した。同プロジェクトは、力強く躍動感のある楽曲を、トータスをはじめミュージシャンや音楽愛好家など、皆でひとつの曲を紡いでいくという内容になっている。
中川は、「本当に最初は出来るのかなと不安でしたし、こんな機会、まあ無いぞと。自分は普段音楽をやっている人間ではないので、でも音楽はすごく好きで、まさかトータスさんと一緒にということで、とにかく身が引き締まるというか死に物狂いで練習するしかないという、そんな1カ月でしたね。嬉しかったです。とにかく」と思いを語った。一方、トータスは「(俳優が)楽器をやるというのは、なかなかハードルが高い、特にサックスなんて…。サックスはその分やりがいがあるし、様になるだろうなという感じ。(中川に)会えるのも楽しみだったし」と心境を明かした。
中川は去年の秋からサックスを始めたそうで、レコーディング前はトータスの歌声を意識しながら練習していたという。トータスが「(音が)重なると、一人で吹いているのと違うでしょ?」と中川に聞くと、「違いました。それまでは、やっぱり一人で弾いていただけだったんですけれど、今回はいろいろな音楽のバンドと一緒に吹けるということで、全然違いましたね。重なって、こういう形として残るというのはなかなか無い」と感慨深そうに語った。それに対し、トータスは「本当にね、リモートセッションだよね」とコメントした。
(ABEMA/『ABEMA NEWS』より)