アニメ「はたらく細胞BLACK」第9話は、生真面目な性格の主人公・赤血球(CV:榎木淳弥)の心が壊れていく展開だった。
▶映像:休むのも仕事のうち!“怠け方”を教わる赤血球(9話・19分50秒ごろ~)
「はたらく細胞BLACK」は、清水茜氏の漫画「はたらく細胞」を原作としたスピンオフ作品。飲酒や喫煙といった不摂生が招く大人の体の問題に、主人公である赤血球が挑む姿が描かれる。
前回放送の第8話では、赤血球がふくらはぎ内の血管を歩いていたところ、突然床が外れてしまった。間一髪で避けた赤血球だったが、床の下には、長時間足を動かさなかったために発生した血栓が埋まっていた。しかも、ふくらはぎが突然動いたせいで、血栓が一気に動き出して、肺動脈を塞いでしまった。衝撃的な血栓の姿に、視聴者からは「恐ろしさが一発で分かる描写」「絵面が壮絶!」「トラウマものでした」など驚きのコメントが続出した。
2月20日より順次放送中の第9話「異変、水虫、働く意味。」では、度重なる戦いによって白血球の数が激減してしまった。主人公である赤血球は、大量の白癬菌に少数で挑む白血球たちを見て、「自分も頑張らなきゃ」と奮起。しかし、休むことなく働き続けた結果、精神的に追い詰められてしまった。同僚の赤血球(CV:KENN)は、そんな主人公に「たまには息抜きしておかないと、大事な時に働けなくなるぞ」とサボり方を伝授するのだった。
休息の大切さがわかる展開に、Twitter上では「休むのも仕事のうちだよね」「ナイスアシストだったね」「私もこういう同僚欲しい」「全体を俯瞰して見るって大事」「働くって難しいね…」といった声が上がっていた。
第9話「異変、水虫、働く意味。」
【あらすじ】
「白血球さんが僕達の前であんな不安そうな顔するなんて…」
白血球たちがどこにもいない。明らかな異常事態が起きている体内に困惑する白血球(1196)。赤血球(AA2153)は、ますます不健康化が進む体の状況を心配しつつも、酸素を運び続けていた。
そんな中、偶然新人赤血球達の研修に遭遇する。いい機会だからと最近活躍をしている赤血球(AA2153)は、教育係に任命され、新人と共に酸素を運ぶことになった。
だが、後輩たちの分も頑張らなければと気負う赤血球(AA2153)は、休みも取らず働き続けてしまい……。
(C)原田重光・初嘉屋一生・清水茜/講談社・CODE BLACK PROJECT